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柿本洋の「OKINAWA中古住宅ガイド」 <1>

コノイエ+プラスをご覧の皆さん、初めまして!
「沖縄の住まい」をテーマにコラムを連載することになりました柿本と申します。

木 < コンクリート?

 このコラムでは、本土出身で沖縄在住17年の私なりに、沖縄の住まい(不動産)の独自性や、ライフワークでもある「中古住宅×リフォーム」の話を中心に書いていきたいと思います。
 まず、県外から沖縄に住んで感じることは、RC(鉄筋コンクリート)住宅の多さです。空港から那覇市内を車で走ると、見わたす限り、ほぼRC住宅なのが分かるかと思います。

RC造住宅の風景
県内では、新築、中古問わず至る所にRC造住宅が広がっています=嘉手納町水釜

 現在、沖縄では約9割がRC住宅と言われています。逆に、本土では約9割が木造住宅であることを考えれば、本土と沖縄では住宅事情が全く違うことが分かります。
 沖縄も戦前までは木造住宅がほとんどでしたが、戦後、米軍基地内のコンクリート施設の建築が進む中で、そのノウハウが民間にも浸透していきました。台風やシロアリに強いということもあり、一気に広まりました。沖縄の住宅事情に変化が起こったのは、たった半世紀ほど前のことなのです。

 「台風銀座」と呼ばれるくらい、沖縄は台風接近の多い地域です。そのためか、沖縄の人たちは台風対策はお手のものです。
 大きな窓サッシには窓が割れないように雨戸を取り付け、断水に備えて屋根の上には貯水タンクを設けている住宅も多いです(最近は断水が少なくなり、タンクを設置しない住宅も増えています)。
 台風時は雨水の吹き込みに備えて、窓サッシに新聞紙などを詰める作業も恒例(!?)になっています。RC住宅が多いことや台風対策の意識が高いこともあり、沖縄では台風が多い割に、住宅への被害は少ないのが現状です。

 47都道府県の中で、電車が走っていない県ということでも有名で、交通のインフラが弱いことも特徴です。“車社会”なので、朝夕は渋滞がひどくなります。一方、たまに本土で車を運転すると、踏み切りの一時停止を無視しそうになります(汗)。
 自家用車も「一家に2台」は当たり前。賃貸でも持ち家でも、駐車場の問題が出てくることが多く、賃貸アパート・マンションの建築でも、まずは駐車台数を確保してから、それに合わせた戸数を計画することが求められます。

 かいつまんで紹介しましたが、沖縄の住宅事情が独特であることが、お分かりいただけたでしょうか。次回は、県内の中古住宅について触れます。


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この記事のライター

柿本 洋

佐平建設取締役常務

柿本 洋

1979年、広島県生まれ。㈱佐平建設取締役常務、㈲日建開発取締役。「身の丈に合う、こだわりのマイホームを」と考える人向けに、中古住宅の物件情報とリフォーム案をセットにして発信する不動産サイト「きたな美(ちゅ)らん」をオープン。建物の状態を診る「1級建物アドバイザー」の資格を持つ。3児のパパ。

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