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お役立ちコラム

普天間イオリの「オキナワ女子LIFE」<2>

結婚へのあこがれ
市場の喫茶店で見つける

那覇市

 久しぶりに国際通りへ。
 にぎわい広場や市場、浮島通りを散策。

 おしゃれなカフェもいいけど、たまには昔ながらの喫茶店でのんびりしたい。
 「それなら公設市場の『スワン』に行ってみたら?」
 浮島のショップで店主から仕入れた情報を頼りに市場をぷらぷら。
 桜坂劇場と市場を結ぶ短く急な坂を下りたところに、その店はあった。

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 看板からして、だいぶレトロである。

 薄暗い照明とむき出しの壁の階段を上がり、カラカラと軽やかな音を
 聞きながらドアを開ける。
 べロア生地のソファに年代もののジュークボックス。
 たしかにレトロな雰囲気だ。

 店の中央には大きな水槽。
 よく見ると小さな白鳥がいる。

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 顔に刻まれたいくつものしわと、白髪交じりの髪をひとつにまとめた
 笑顔のすてきなママさんとの雑談が楽しい。
 店のオープンから40年以上になるという。
 もともとは夫が始めたスナックを、彼が亡くなったあとも喫茶店として
 一人で切り盛りしているそう。

 「ここまで長く続けるつもりはなかったんだけど、いつの間にかねえ」と笑う。
 「うちの店が好きで長年通ってくれるお客さんもいるから、
  やれるだけのことはやろうと思って」

 亡くなったご主人は個性的でにぎやかな場所が好きな人だったらしく、
 昔話は尽きない。

 「お店がオープンしてすぐにマッチを作ったんだけど、たくさん作り過ぎて
  40年たってもまだなくならないのよ」

 カウンターの向こう側でマッチ箱をもてあそびながら苦笑いするママ。
 「お店をやめようと思ったことは?」と、すこしぶしつけな質問には、
 「ある」と即答。
 「お客さんがいっぱいきたときね」
 ふつうは逆じゃないのか(笑)。
 一人で気ままにやっている店だから、大勢のお客さんが押し寄せると
 てんてこ舞いになってしまうそう。

 年齢を重ねた最近は毎日の仕事も大変なようだけれど、それでも楽しそう。
 自分が愛した場所が今でもこうして大切に守られていて、
 天国のご主人は幸せだろうな。

 「ご主人、イケメンでした?」というこれまたぶしつけな質問には、
 「ふふふ」と返ってきただけ。

 結婚や夫婦生活に憧れというものはほとんど抱かずに生きてきたけれど、
 そんな考えがなんだかむなしく感じられた。

 またママの顔を見にここへきたい。
 ちなみに料理もとてもおいしい。

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 ママ考案の「カレースパゲッティ」。
 野菜たっぷりのスパゲティにカレーをかけるというシンプルなメニューだが、
 これが思った以上にハマる。
 たくさんの人におすすめしたいのはやまやまだけれど、あまり客が増えるとママの
 モチベーションが下がるため、これを見ている皆さまには積極的に行かないように
 お願いする(笑)。


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この記事のライター

普天間 イオリ

ライター/コラムニスト

普天間 イオリ

中城村出身。東京でファッション誌などの制作に関わり、沖縄へ戻ってからも新聞、雑誌、ウェブなど様々な媒体で記事やコラムを執筆。OTV「ウィン♪ウィン♪」はじめテレビ、ラジオ、雑誌などに多くのレギュラーを抱える他、沖縄唯一のボーイズアイドルグループ「KRAZY BOYZ」のプロデュースも手がける。
http://duffo.ti-da.net/

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