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お役立ちコラム

本村ひろみの「おきなわ 暮らし散歩」<3>

ツワブキ

『緑の生活』


気が付けば、街のいたるところでツワブキの黄色い花が風に揺れている。
「いつの間にこんなに伸びたの?」
ヒョロっとした背丈で、小学校の校庭や沿道の花壇の片隅、住宅街の路地を黄色く染めている。

ツワブキ
ツワブキ/写真をクリックすると拡大して見ることができます。

沖縄の方言では「チィパッパ」。なんともかわいらしいネーミング。
チィパッパやタンポポ、ンジャナ、オニタビラコ、菜の花。
見慣れた黄色い花が咲き始めたら春の兆し。
季節の訪れを自然の草花で感じられる生活は幸せです。

子どもの頃、実家の庭には、花や実のなる木が雑多にいっぱいあった。クロキやガジュマル、モクマオウ、ゲッキツ、アカバナーにサンニン、サンダンカ、ポインセチア、アジサイ、シークヮーサーやバナナ、グヮバの木、サルスベリ。ガーデニングとはほど遠く、自由にうっそうとした緑の庭が生活の風景。

中庭をのぞく猫。何を見ているのかな
中庭をのぞく猫。何を見ているのかな/写真

「木漏れ日の庭」

庭に遊びにくるヒヨドリ/写真
庭に遊びにくるヒヨドリ/写真

夏の強い日差しが地面に柔らかい影を落とす。
新緑は、際立つ香りと涼しい風を運んできて、鼻の奥にツーンと草いきれがよみがえり、記憶の中の風景は緑に包まれている。

今でも実家は、2階建ての建物をはるか越える緑のカーテンに覆われ、虫が苦手な母が手入れをしているおかげで緑の濃淡が美しい影を作っています。
学生の頃、ぼんやり眠い午後の授業は木を眺めて時間を過ごした。
暑い夏の午後も、雪が降るのではないかと思うほど寒い午後も、風の強い日や雨の日も。枝の描く線と五線紙の上のおたまじゃくしのような葉っぱを眺めていた。
そう、昔から憧れていたのは、窓の外に緑の風景が広がるリビング。

白いホウキギクmotomura2015010806
窓いっぱいに広がる大きな空に白い雲。風に揺れるヤシの木。
ベランダの手すりには野鳥が遊びにくる。
季節の訪れを自然の草花で感じられる生活。
散歩から戻ると、沖縄の野草の本をめくっては出合った草花の名前をみつけるのが日々の楽しみ。
まもなく沖縄は白い花々の季節を迎え、シロツメクサのじゅうたんが足元に広がる季節がやってきます。

皆さんの散歩道はいま何色ですか?


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この記事のライター

本村 ひろみ

フリーパーソナリティー

本村 ひろみ

那覇市出身。清泉女子大学卒業。
ラジオやテレビのレポーターを経て、ラジオのパーソナリティ、式典や披露宴、イベントなどの司会として活躍中。現在、ラジオ沖縄「GO! GO! ダウンタウン国際通り発」「プラチナ世代の活き方革命」でパーソナリティーを務める。沖縄県立芸術大学大学の修士課程を修了。英国サリー芸術大学に留学し、ファッション・デザイン課マスターコースで学んだ経験を生かし、デザインやイベントのプロデュースにも携わる。
http://cats007.ti-da.net/

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