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お役立ちコラム

野菜ソムリエの気軽に沖縄旬野菜 <島ダイコンの炊き込みご飯>

見直されてきた島野菜島

甘く、みずみずしく、煮くずれしない逸品!

 沖縄の気候や風土に適合し、郷土料理などで戦前から食されてきた伝統的な島野菜。その一つである島ダイコンは、青首ダイコンに席巻され、その存在を知る人も少なくなっていましたが、近年、島野菜を見直す時流の中で、甘く、みずみずしく、煮くずれしにくいという特長から、改めてその素晴らしさが見直されてきています。
 ダイコンの原産地は地中海沿岸や中央アジアで、日本へは縄文・弥生時代に伝来したといわれています。大きなカブのような京都の聖護院大根、守口漬でおなじみのゴボウのように細長い愛知県の守口大根など、全国各地で個性あふれるダイコンが栽培されており、その品種は200を超えるとも。沖縄が誇る島ダイコンも在来種といわれ、大切に育て続けられてきました。
 国頭村、大宜味村、中城村、那覇市など、県内各地で栽培されている島ダイコンの中でも、とりわけ注目したいのが、カガンジデークニーの名で親しまれてきた鏡水ダイコンです。那覇空港や自衛隊那覇基地がある那覇市小禄の鏡水地区を中心に戦前まで盛んに栽培されていましたが、戦後、生産が断絶。しかし、鏡水地区出身の方が県農業研究センターに保存されていた種を譲り受け、復活させ、現在は那覇市近郊で栽培しているそうです。甘みがあり、みずみずしいので、漬物に向き、味が染み込みやすいため、煮物や汁物にもぴったりな鏡水ダイコン。ぜひ一度、食べてみたくなりますよね。
 ダイコンの栄養価といえばビタミンC。一般的なダイコンには100g当たり12㎎含まれていますが、島ダイコンはさらに多く16㎎も。ビタミンCは水溶性ですので、汁物やスープにして汁ごと飲むのがおすすめ。大きな島ダイコンを使いきれないときは、ぜひ炊き込みご飯に。炊飯器で作れる手軽さも魅力です。


島だいこん
デークニーの愛称で親しまれてきた沖縄伝統の島ダイコンは、キャベツやブロッコリーと同じアブラナ科

今月のテーマは

「島ダイコン」

●沖縄の旬:10月~翌3月
●主な産地:国頭村、大宜味村、中城村、那覇市など


炊飯器でOK!

島ダイコンの炊き込みご飯

 島ダイコンの甘みがご飯によく合う「炊き込みご飯」。材料をすべて一緒に炊飯器で炊くだけのお手軽レシピです。市販の白だしを使っていますが、だしと白しょうゆがひとつになったスグレモノで、私は煮物や和え物などにもよく使っています。また今回は島ダイコンの皮をむいて使っていますが、余った皮は細く刻み、きんぴらにすると美味です。

島ダイコンの炊き込みご飯
材料(2人分)
島ダイコン/80g、油揚げ/1/4枚、白米/1合、塩昆布/小さじ2、白だし/大さじ1
 
作り方
1.島ダイコンは皮をむき、長さ2センチに切りそろえる。
2.油揚げは熱湯を回しかけて油抜きし、長さ2センチに切りそろえる。
3.研いだ米を炊飯器の内釜に入れ、白だしを加えてから、1合目盛りまで水を注ぎ、1と2と塩昆布を加えてさっと混ぜ、スイッチを入れて炊き上げる。


堀基子さん

文・写真 堀 基子
ほり・もとこ/野菜ソムリエ。沖縄野菜プロジェクト協同組合理事。県産の野菜・果物をはじめ、沖縄食材に関する分野を得意とするコピーライター、フリーライター、フードライター。野菜ソムリエとして、県産農産品のPR企画、食育や健康的な食生活をテーマとする講演なども。一児の母。


毎週木曜日発行・週刊ほ〜むぷらざにて連載中<第1391号2014年3月6日に掲載しました>

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