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カラダのコト 親子で学ぼう!思春期『10代のダイエットは要注意』

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『10代のダイエットは要注意』

年齢による骨量の変化をあらわした表。20~30歳をピークに減り続けているのが分かる骨量は30代から減る
年齢による骨量の変化をあらわした表。20~30歳をピークに減り続けているのが分かる骨量は30代から減る

 思春期の女の子たちは、個人差はあるものの肩や腰の周りが丸みを帯びて、ふっくらと女性らしくなります。これは健康的に成長している証拠なのですが、周囲の「丸くなったね」「お尻が大きくなったね」などデリカシーのないちょっとしたひと言で、「私、太った?」と勘違いをして悩んでしまう子もいます。
 肥満を心配した女の子は無理なダイエットを始めてしまいがちですが、成長期の10代はどの栄養素も必要ですので、しっかり食事をすることが大切。この時期に、朝食や昼食を抜く、炭水化物を一切取らないなどの極端なダイエットをすると、卵巣の機能が衰えて月経不順、無月経になることがあります。また、卵巣が十分に働かないと、抜け毛や血圧の低下、うつ症状まで招いてしまうこともあります。順調にきていた月経が6カ月以上も止まっている時は、一度、婦人科で相談してみてくださいね。さらに無理なダイエットを続けると、体内の脂肪を燃やそうとしてその脂肪の分解物が原因で体臭が強くなることもあります。ステキな女性になるためには、きちんと1日3食とることが必要です。

月経不順・うつ・貧血まで

 思春期に不足なく取る必要がある栄養素の1つにカルシウムがありますが、骨の中のカルシウム(骨量)は20~30歳をピークに年々減少していきます。つまり30歳を過ぎてからは骨量が増えにくいということなので、10代のうちに「骨の貯金」をたくさんしておき、ずっと先のことですが50~60歳になった時に健康に過ごせる準備をしましょう。骨を丈夫にするには、魚や乳製品、ビタミンDなども一緒に上手に取ることです。
 思春期の食生活と健康維持に関することで意外と知られていないものに、部活(強化チームのような)などの激しい運動が原因でおこる「スポーツ貧血」があります。これは、体が鉄を多く必要とする成長期である思春期にハードな運動を続けると、汗などからの鉄分喪失や消化管からの鉄吸収率が低下することでおこります。スポーツ貧血は男女ともみられますが、特に女子は月経の影響もあるので注意が必要です。子どもの体の動きや顔色を見て体調が悪そうな時は、小児科や内科を受診して下さい。
 ときどき助産院によせられる質問に、成長期のサプリメントやプロテインの摂取は問題ないか? というものがありますが「規定量を守って摂取するのであれば問題ない」と、管理栄養士は言っています。体は自分が口から食べたもので作られます。グンと成長する思春期に「何を食べたらいいのかな?」ということを気に留めながら生活して下さいね。


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執筆/百名奈保(助産師・保健師・看護師・思春期保健相談士)
PROFILE
ひゃくな・なお/那覇市おもろまちで「助産院*きらきら」を開業。「乳幼児からの性教育」「女性ホルモン」などの講座が人気。詳細はブログ http://kirakira2010.ti-da.net
same-moon@comet.ocn.ne.jp


毎週木曜日発行・週刊ほ〜むぷらざにて連載<第1357号2013年7月4日に掲載しました>

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