沖縄の不動産・賃貸・売買ならコノイエ+プラス

お役立ちコラム

野菜ソムリエの気軽に沖縄旬野菜 <島らっきょうの和風ソース>

疲労回復、睡眠改善に!

香りと辛さの成分がビタミンB1の吸収を促進

 春先から初夏にかけて旬を迎える島らっきょうは、小ぶりながら香りと辛さが強い在来種。本土産の大球種のらっきょうは大きく肥大してから収穫しますが、島らっきょうはまだ細いうちに早掘りして、清々しい香りと辛み、シャキシャキとした食感を楽しみます。
 特有の香りと辛さは、ねぎの仲間に含まれるアリシンという成分によるもので、疲労回復や睡眠の改善に効果があるといわれるビタミンB1の吸収を促す働きがあります。そこで、ビタミンB1を豊富に含む豚肉と島らっきょうを合わせて炒め物にしたり、定番のポークソテーに今回ご紹介した島らっきょうの和風ソースを添えると、疲労回復にとてもよい組み合わせになります。
 また、このアリシンという成分は、空気中の酸素と結びつくと、食欲増進や健胃・整腸などの効果を持つ硫化アリルに変化しますので、調理の際は他の食材を後に回して、まずは島らっきょうから切るのがおすすめです。
 ちなみに、島らっきょうの辛さは、たまねぎと同様、加熱すると甘みに変化しますので、天ぷらや炒め物などにすれば、辛みが苦手な方やお子さんにも安心です。辛さが強過ぎる島らっきょうや、たくさん入手して使いきれないときは、刻んで炒めて冷凍保存しておくと便利。カレーなどに加えれば、甘みと風味が増しておいしく仕上がりますよ。
 進入学や就職、人事異動などで慣れない新しい環境に入り、気を張って頑張っている方が多いこの季節、自分では気付かないうちに疲れがたまっているかもしれません。新しい春を迎えたご家族がいらっしゃるなら、ぜひ島らっきょうのメニューで、食卓から元気をサポートしてくださいね。


島らっきょう
ユリ科ネギ属に分類される島らっきょうも、沖縄伝統の島野菜。シャキシャキとした歯ざわり、特有の香りと辛みに、根強いファンが多い。

今月のテーマは

「島らっきょう」

沖縄の旬:1月~5月
主な産地:うるま市、糸満市、伊江村ほか
     県内各地


10分レシピ

島らっきょうの和風ソース

 フランス語で「元気にさせる」という意味を持つラビゴットソースは、トマト、玉ネギ、セロリ、パセリなどを細かく刻み、オリーブオイルと酢、塩、こしょうで味を調えますが、今回は、島らっきょうのみじん切りをメーンに、ぽん酢しょうゆで和風に仕上げました。魚の他、豚肉や鶏肉のソテー、鶏のから揚げなどに添えても美味です。

島らっきょの和風ソース

材料(2人分)
島らっきょう/10粒、キュウリ/1/2本、ミニトマト/5個、ぽん酢/大さじ2、好みの切り身魚/2切、塩/少々、こしょう/少々、ごま油/大さじ1
 
作り方
<1>
島らっきょう、キュウリ、ミニトマトは3ミリ角に刻み、分量のぽん酢とごま油大さじ1/2を合わせたものに浸けておく。
<2>
魚の切り身に軽く塩こしょうをふり、フライパンにごま油大さじ1/2を熱し、こんがりと色よく両面を焼き上げる。
<3>
皿に2を盛り、1のソースをかける。


堀基子さん

文・写真 堀 基子
ほり・もとこ/野菜ソムリエ。沖縄野菜プロジェクト協同組合理事。県産の野菜・果物をはじめ、沖縄食材に関する分野を得意とするコピーライター、フリーライター、フードライター。野菜ソムリエとして、県産農産品のPR企画、食育や健康的な食生活をテーマとする講演なども。一児の母。


毎週木曜日発行・週刊ほ〜むぷらざにて連載中<第1395号2014年4月3日に掲載しました>

月別アーカイブ

ライター