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目からウロコのうちなーグリーン<苗作りと管理方法>

苗作りと管理方法

『ピンチで苗にボリュームつける』


ピンチを多くやったコロマンソウ(写真右)と、あまりやらなかったものは一目瞭然
ピンチを多くやったコロマンソウ(写真右)と、あまりやらなかったものは一目瞭然

ナスタチウム(キンレンカ)を挿し芽して2週間後。ピンチを行った中央部分に芽が出ている
ナスタチウム(キンレンカ)を挿し芽して2週間後。ピンチを行った中央部分に芽が出ている
ピンチは、葉が2~4枚のところで繰り返していく
ピンチは、葉が2~4枚のところで繰り返していく

花も野菜も最初の作業が肝心

 皆さんは「苗半作」ってご存知ですか? 昔から植物を育てるのに、苗をしっかり作れば収穫量の半分が確保されたようなものであるという農家の教えです。
 人間にも当てはまる言葉が「三つ子の魂百までも」。意味には諸説ありますが、小さいころに育った環境や愛情は、大きくなっても変わらないという意味でも使われます。人間も植物も最初が肝心ということだと思います。
 今回取り上げる苗作りと管理方法ですが、まず苗作り。苗にボリュームをもたせるため、ピンチという作業をします。ピンチとは芯を摘むことで、摘芯(てきしん)ともいいますが、ペチュニア、ランタナ、挿し芽をした苗に行います。勢いのある芽を切り取り芯を止めることで、わき芽からさらに芽が出てボリュームをつける方法です。
 最初のピンチから2~4枚葉が出たら2回目を、もっとボリュームをつけたい場合、さらに2~4枚でピンチをするやり方です(右図)。これを植え替えと組み合わせでやることが大事で、大きくなるにつれて鉢も大きくしていきます。

苗は風雨から守って

次に苗管理ですが、ポイントは3つ。
1.強い風に絶対に当てない
 以前にも紹介しましたが、植物が風に当たると葉が傷んでしまいます。苗は弱いので風には当てず、ある程度大きく育ててから、風に慣らしていきます。

2.雨に当てないこと
 小さな苗は、病気に弱くダメになりやすいため、予防のためには雨に当てないでください。

3.温室作り
 できれはビニールをかけて小さな温室を作り、昼間の温度を上げて光合成を促進してあげましょう。そうするとスピードアップして生育します。この方法は種まきでも応用可能です。
 以上の3点を理解し、実践すると、どなたでも栽培がうまくなります。苗から丹精込めて育てると植物への愛情も湧いてきますので、ぜひチャレンジしてください。


挿し芽や播種に使える小さな温室として、ビニール袋を鉢にかぶせたもの
写真1.挿し芽や播種に使える小さな温室として、ビニール袋を鉢にかぶせたもの
ポットを使う場合は全体をまとめて覆う
写真2.ポットを使う場合は全体をまとめて覆う
中を開けると発芽していることがわかる
写真3.中を開けると発芽していることがわかる

挿し芽、播種の方法

 植物を育てる場合、植物から切り取った芽を土に挿す「挿し芽」、種まきから始める播種(ばしゅ)があります。どちらもうまく育てるために使うのが写真1のように鉢をビニールで覆う方法で、これを園芸用語では密閉挿し、あるいは密閉播種と呼びます。
 昼間の温度が上がり、湿度も安定するという比較的簡単な栽培法ですが、菌も繁殖しやすいため、常にチェックが必要です。ポットの場合も写真2のように全体を覆います。冬場は外気が低いため、写真3のようによく発芽しますので、試してください。


執筆・伊波 英雄
いは・ひでお/1951年、宜野湾市生まれ。寄せ植えや庭施工、アドバイスを行う。コンテナスタイル オーガスタ主宰の伊波京子氏と活動。ブログで植物に関するさまざまな情報を発信。「コンテナスタイル オーガスタ」 電話:098-898−0087 yoseue@ezweb.ne.jp
ブログ「庭と寄せ植え」 http://yoseueya.ti-da.net/


※写真をクリックすると拡大して見ることができます。
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞にて連載<第1463号 2014年1月10日に掲載しました>

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