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地域を歩き防災マップを作ろう! <Let’s防災★防犯>

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地域を歩き防災マップを作ろう!

日ごろの確認で迅速避難

 災害時、速やかに避難するためには日ごろから避難場所を確認しておくことが不可欠。そこで効果的なのが地域の避難場所や危険箇所が分かる防災マップだ。読谷村の大添公民館で行われた防災マップ作りに同行し、確認したいポイントをまとめた。

歩きながら見つけた危険箇所をメモ用紙に書き込む子どもたち
歩きながら見つけた危険箇所をメモ用紙に書き込む子どもたち
防災マップ作りのルート
防災マップ作りのルート
(大添公民館~楚辺東公園)
 大添公民館付近には大きな交差点や段差など災害時に危険な箇所が随所に

 市町村などが作成した防災マップには海抜表示や津波による浸水地域、土砂崩れ警戒地域など被害が想定される地点、避難経路や避難場所が書かれ、災害時に速やかに避難できるように作られている。
 しかし、防災マップはただ持っているだけでは、避難時に活用することは難しい。そこで、実際にそのルートを歩きながら避難場所や災害時どんな危険があるかチェックしておくことが大切だ。
 防災に詳しい沖縄大学地域研究所の稲垣暁特別研究員は「災害はいつ起こるか分からない。日中歩く時でも、夜間や悪天候を想像しながら危険箇所を探してほしい」と話した。
 今回、防災マップ作りに取り組んだのは読谷村楚辺の大添区自主防災会のメンバーや子どもたち。同公民館から同地区の避難場所のひとつである楚辺東公園までのルートでチェックをスタート(右図)。
 稲垣研究員いわく、マップ作りで確認したいのが①交差点②段差③坂道・排水溝④道幅(下記詳細)。ほかにも⑤頭上にある物⑥塀⑦歩道上の障害物なども挙げられる。
 参加者は平時には気にならなくても災害時につまずきやすい段差など危険箇所の説明に熱心に耳を傾けた。
 参加した小学校3年生の女児は「道路には段差が多く、草木も飛び出して歩きにくいことに気が付いた」と報告。また小学6年生の男児は「通りやすい道路ならお年寄りや車椅子の人でも避難しやすいはず」と話した。
 稲垣研究員は「大人と子どもでは歩く早さも目線も違う。情報共有して危険に気付き、危険な場所が分かれば注意して避難できる。家族や友だちと楽しみながら避難ルートを確認してほしい」と呼び掛けた。


ここをチェックしよう
マップを作ったメンバーらと稲垣研究員(写真右)
①交差点
①交差点
②段差
②段差
③坂道・排水溝
③坂道・排水溝
④道幅
④道幅

<ここをチェックしよう>

 自分なりの防災マップを作る際、避難ルートが書き込める地域の地図を準備しよう。危険箇所や気が付いた点はメモ帳に書き込み、貼ること。今回の事例を参考に、自分たちの住む地域でも同様の場所や気になる場所を探し、避難場所までの道を歩いてみよう。

①交差点
 交差点の場所、交通量、道幅、横断にかかる時間を確認しよう。避難する車で渋滞が起こったり、慌てて運転する人がいることも考えられるので横断する際は要注意

②段差
 道と車道だけでなく、道路のつなぎめなどにある細かい段差もチェック。特に見えにくい夜間は歩きにくく、段差につまずくことも考えられるためだ

③坂道・排水溝
 坂道や排水溝はそれぞれ所在を確認しておくこと。豪雨の際、坂の上から雨水が滝のように流れてきて転倒したり、水圧で排水溝のふたが開いている危険がある

④道幅
 狭い道の位置や幅もチェック。通りにくいだけでなく、一気に人が詰め掛けると大きな事故につながる危険も。迂回できるルートがあるなら押さえておくこと


取材・編集/相馬直子
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞「第1393号2012年8月24日紙面から再掲載」

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