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お役立ちコラム

目からウロコのうちなーグリーン<丹念な手入れで植物 長持ち>

植物をきれいに

『丹念な手入れで植物 長持ち』


チョウの幼虫に食害されたソテツ
チョウの幼虫に食害されたソテツ
虫の被害か、デイゴの枝の伸びがストップ。
虫の被害か、デイゴの枝の伸びがストップ。
デイゴの幹に薬剤を注入した跡
デイゴの幹に薬剤を注入した跡
公園のミツヤヤシ(サンカクヤシ)。下の芝はよく管理されているが、ヤシは枯れ葉が付いたまま
公園のミツヤヤシ(サンカクヤシ)。下の芝はよく管理されているが、ヤシは枯れ葉が付いたまま
小さな虫の食害で枯れてしまった街路樹のマニラヤシ
小さな虫の食害で枯れてしまった街路樹のマニラヤシ

虫からの被害にも対策を

 植物や花を、長くきれいな状態で見せることは大事です。本土のガーデニング好きな方は、花がら摘みや枯れた葉の除去に努力しています。沖縄ではこれらのことがテーゲーになっているように見受けられるのは、気のせいでしょうか。
 たとえば、ヤシの枯れ葉や1年草の花がら等が、多くの人が訪れる場所でも目立ちます。もっと管理方法をきちんとするとか、清掃のボランティアを育てることが必要かな、と感じています。

薬剤散布も有効

また、沖縄では多くの虫が年中発生し、特にデイゴ、マツ、ヤシ、ソテツが危機的状況に。各樹木の被害や対策は次のとおり。
◆デイゴ
 デイゴヒメコバチの被害で枝が伸びず、花も咲かなくなるようです。予防は幹に穴を開けて薬剤を入れるようですが、維持費が高いのがネック。
◆マツ
 線虫によってずいぶん前から被害を受けていますが、線虫の運び屋のカミキリムシの駆除も重要です。カミキリムシはミカンにも被害を及ぼすので要注意。
◆ヤシ
 タイワンカブトムシによる被害をよく聞きますが、最近、小さな虫によって新芽が食べられる被害が発生。虫の名前は不明。
◆ソテツ
 クロマダラソテツシジミという小さなチョウの幼虫が新芽を食べ尽くします。本土での被害も。
 以上のように、虫による被害は樹木によって異なりますが、沖縄県は温暖なため、被害が大きくなりやすい傾向にあります。被害を防ぐためにも、最低限の薬剤散布は必要でしょう。
 花や緑が長くきれいな姿を見せてくれるようにするためにも、皆さんもまずは、身の回りの樹木や花の手入れをマメにしてみてください。きっと、樹木や花の喜ぶ声が聞こえ、お手入れが楽しくなると思いますよ。


木質化したバッサイア。幹の部分が太くなっているのが特徴
木質化したバッサイア。幹の部分が太くなっているのが特徴

沖縄県の観葉植物の新たな活用法

 皆さんが花屋やホームセンターで見る観葉植物の大多数が本土から送られてきていることを知っていますか? たとえば南国のイメージが大きいヤシ、クロトン、ハイビスカス、ブーゲンビレアまで。実は、沖縄は観葉植物の生産地ですが、作られている品種が限られているのです。
 本土で生産された観葉植物と、沖縄産とでは見た目からの違いがあります。クロトンでいうと、本土産は葉が下から上までついていますが、沖縄産は露地栽培のため、雨によって葉が枯れているものが多く見られます。
 さらに、見た目でいうと沖縄産の強みは大きく木質化(木化)した観葉植物。木質化というのは、時間をかけて植物を育てることで幹が太くなり、木のように硬くなる状態です。そのためには時間をかけて育てる必要がありますが、本土で同じようなことをすると栽培だけでコストがかかり、輸送費を合わせて沖縄で販売するには採算が取れなくなってしまいます。
 今は大きな鉢物しか生産されていませんが、木質化したミニ観葉は、観光客のお土産にもなると思います。また、鉢に植えた植物の根元などにあしらう「根じめ」につる性の植物を生産し、観葉植物や熱帯果樹をデコレーションすると、さらに沖縄土産として活用できるのではないでしょうか。


執筆・伊波 英雄
いは・ひでお/1951年、宜野湾市生まれ。寄せ植えや庭施工、アドバイスを行う。コンテナスタイル オーガスタ主宰の伊波京子氏と活動。ブログで植物に関するさまざまな情報を発信。「コンテナスタイル オーガスタ」 電話:098-898−0087 yoseue@ezweb.ne.jp
ブログ「庭と寄せ植え」 http://yoseueya.ti-da.net/


※写真をクリックすると拡大して見ることができます。
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞にて連載<第1468号 2014年2月14日に掲載しました>

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