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金城真知子の「沖縄で、暮らす・はぐくむ」<4>

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「ムーチー」

~子どもと一緒に楽しむ、大人の工夫~

沖縄で、旧暦の12月8日は「ムーチー」。
 厄払いと子どもたちの健やかな成長を願って、カーサ(月桃の葉)に包んで蒸したおもち「ムーチー」を、仏壇に供えたあと、家族みんなでいただきます。

 今年のムーチーは、平日の1月27日火曜日だったため、3日早い24日土曜日に夫の実家に集まり、みんなでコネコネ!!

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年に1度のムーチー。
 6歳にしてもう4年のキャリアがある息子は、おじいちゃんと一緒に、手慣れた手つきでおもちをこねて、4歳の娘は、自分の分だけ早々に確保。粘土をこねるように「マ~マ~見て!! フライパンの形が出来た^^」とうれしそう。

ムーチー

 「今から、このおもちを葉っぱに包むんだよ~」と話し、手順を教えると、
 「うーん、なんか難しいみたい。マ~マ~、めっちゃ上手だね! すごーい! これもやってみて!!」と、私をおだてながら、ちゃっかり私に自分の分をパス^^;
 その横で息子は、両手も両足も使いながら、なんとか葉っぱに包んで「できた!!」と大喜び。もっと作る物ある?? とばかりに次々に仕上げていきます。よく見ると、葉っぱからおもちが飛び出している所もあるけど、ま~ご愛嬌(あいきょう)^^

 ちなみに、写真には写っていませんが、もうすぐ90歳の大きいおばあちゃんが、結びひもを切る担当で、おばあちゃんは下準備&台所の「蒸し器」を担当!!
 ちょっと、不格好な所もありますが、4世代で作り上げたわが家のムーチーなんです^^

 私は、沖縄の年中行事を通して「みんなでやる」共同作業が大好き
 子どもたちは保育園から習ってきた「鬼ムーチーの歌」を話し「え~、ジージーって、この歌、知らないわけ??」と、自慢げに歌い始めたり、大人同士は「1年前に比べたら、だいぶお兄ちゃん、お姉ちゃんになったね~」と子どもたちの成長を喜んだり。手を動かしながら、おじいちゃんの子どものころのいろんなお話を聞かせてもらえる事・・・本当に、幸せな時間なんです。

とは言っても、楽しい共同作業のためには「下準備」が大変!!
 この日のために、お義母さんがご近所さんからカーサ(月桃の葉)を分けてもらい、60枚以上も洗って干して、大きなタライとブルーシートを準備。
 もちの材料も買ってきてくれて、当日は、一番暑い「台所」で蒸し器を担当。
 作り終わったら、道具の洗い物までお義母さんがやってくださるんです。嫁として、本当に頭が下がります。

 この縁の下の優しい「バァバ~」パワーでわが家の年中行事は、子どもたちも参加できる楽しい行事になっているのですが、伝統って「楽しいから、続いていく」ものだと思うんです!!

 きっと、『本来なら』を突き詰めると、決まりごとも多いかと思うのですが、アレンジできる部分はやりやすいように変えて、ちょっと大変な部分は前もって大人が準備しちゃって、子どもたちと一緒になって行事を「楽しむ!!」

 夫の両親が、毎回、身をもって教えてくださる「伝統の受け継ぎ方」。
 楽しくウチナーンチュマインドが、しっかり育まれていく子どもたちの姿を見ながら、うれしくてたまらない私なのです^^


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この記事のライター

金城 真知子

フリーパーソナリティー

金城 真知子

1979年、南城市佐敷出身。
琉球大学法文学部を卒業後、RBCiラジオ、FM沖縄を中心にラジオパーソナリティーを務めるほか、ウエディングの司会も手掛ける。FM沖縄の番組「ちゅら玉・浪漫紀行」では、ライター兼ナレーターを担当。沖縄の黄金言葉(格言)や自然、習慣などを題材に800本以上のショートストーリーを作成した。印象評論家・重太みゆき氏の下で学び、2014年から認定トレーナーとして「M.snowⓇスマイルトレーニング」を毎月開催。2児の母。
 
ウェディング司会者:金城真知子 HP
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沖縄で、笑顔の種まき・ブログ
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