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警報器設置で被害抑えて <Let’s防災★防犯>

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火災から住まいを守るために

警報器設置で被害抑えて

 コンロやたばこの不始末などが原因で起こることのある住宅火災。住宅用火災警報器は熱や煙を感知して、出火を知らせてくれる。しかし、県内での設置率は約60%と、全国平均の約77%を下回るのが現状(2012年6月1日現在・消防庁調べ)。火災から住まいを守るため、住宅用火災警報器設置の効果など、うるま市消防本部に聞いた。

住宅での火災警報器の設置場所

住宅での火災警報器の設置場所
<設置する場所>
●寝室・階段への取り付けは義務
 子ども部屋や高齢者の居室、寝室には必ず取り付けること
●台所・居室への取り付けは任意
 市町村によって義務付けられている設置場所、取り付け位置は異なる。居住する市町村で必ず確認すること
<電池交換を忘れずに>
 1カ月に1回程度、電池の確認をし、切れかけていたら忘れずに交換を

 昨年、県内での火災の発生件数は504件。出火原因のうちコンロが56件、続いてたばこが34件(県防災危機管理課調べ)だった。同市消防本部の新垣隆予防課長は「コンロ火災は、鍋から目を離した隙に出火したものがほとんど。IHクッキングヒーターでも、操作ミスなどによる事故は起きている。料理中はコンロから絶対に離れないように」と注意を呼びかけた。
 万が一、住宅で火災が発生したら「慌てずに行動すること」が鉄則。「初期消火する際は、消火器を使うことが最も有効。無ければ濡れた大きめのタオルなどを火元にかぶせても効果はある。慌てて、油鍋に水をかけると油が飛び散り大変危険な上、火も広がる。正しい方法で消火を行うこと」とアドバイス。
 ただし、自分で消火できる目安は、炎が天井に届く前までであることに注意が必要だ。「天井や壁にまで燃え広がってしまうと、個人での消火はほぼ不可能。一刻も早く、安全な場所に避難することが肝心です。消火できても、火種が残っている可能性があるので、必ず消防へ通報を」と強調した。

火災警報器設置をPR
火災警報器設置をPRする、うるま市女性防火クラブのメンバー(写真提供・うるま市消防本部) 

設置は義務 早急対応を

 昨年6月より、全国で設置が義務付けられた住宅用火災警報器。ホームセンターや家電量販店などで購入することができる。
 同市消防本部では、同市女性防火クラブなどと連携して、市民に対し、設置を呼びかけている。しかし、金額的な理由や「うちは大丈夫」といって、設置に消極的な世帯も少なくなく、うるま市での設置率は52%(消防庁調べ)にとどまっているのが現状だ。ただ、自治体によっては設置のための助成などを行っている場合もある。
 「市内では火災警報器の音で出火に気付き、ボヤ程度で済んだという例や、深夜に警報器の音が戸外に聞こえたことで、隣近所が出火に気付き、被害の拡大を防いだことがあるなど効果が出ている。設置していない世帯は早急に設置してほしい」と改めて火災警報器の重要性を訴えた。
 日ごろから消火器の使い方を訓練したり、火災警報器の設置はもちろん、火への注意を怠らないことが住まいや命を守るために不可欠だ。


光警報装置
強い光の点滅により火災を知らせる聴覚障がい者対応の光警報装置(写真左)

<聴覚障がい者対応型警報器>

「光や音で火災知らせる」

聴覚障がいがあったり、高齢で耳が遠いため、通常の住宅用火災警報器の警報音が聞こえないケースもある。
 そこで住宅用火災警報器に接続させて、光や音で火災の発生を知らせるのが「聴覚障がい者対応型住宅用火災警報器」だ。
 住宅用火災警報器の補助器にあたり、強い光と警報音で火災を知らせる「光警報装置」、枕を振動させる「振動警報装置」、光と音で家の外にいる人に火災を知らせ「戸外警報器」の種類がある。
 沖縄綜合警備保障㈱の宮里直樹さんは「強い光や振動で出火が分かるので、設置した聴覚障がいのある方から『安心して生活できるようになった』という声をいただいている。県内ではまだ補助器の認知は低いため消防、社会福祉協議会などと連携しながら周知していきたい」と話した。
 消防庁と連携して、聴覚障がい手帳を持った生活保護受給者で補助器が未設置の世帯など該当者には無料で設置を行っている。申し込みは2012年12月31日まで。
問い合わせは同社営業部(電話=098-870-2501)


取材・編集/相馬直子
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞「第1402号2012年10月26日紙面から再掲載」

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