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お役立ちコラム

カラシナの肉みそ炒め <野菜ソムリエの気軽に沖縄旬野菜>

栄養豊富なシマナー

ベータカロテンたっぷり 辛み成分には抗酸化作用も

 シマナー(島菜)の名で古くから愛されてきたカラシナは、葉物野菜が栽培しにくい季節でも元気に育つ、沖縄伝統の島野菜。現在では年間を通じて店頭に並びますが、もともとの旬は冬から春にかけての時期です。
 ダイコンやキャベツと同様、アブラナ科に属し、中央アジアが原産。沖縄へは中国から伝来したといわれています。その名の通り、ピリッとした特有の辛みがあり、種子を粉末にしたものは和からしの原材料になるのだとか。ちなみに、辛みはアリルイソチオシアネートという成分によるもので、抗酸化作用や殺菌効果などで注目されています。
 栄養面では、粘膜や肌を健やかに保つ働きや抗酸化力が期待されるベータカロテンをはじめ、免疫力を高めるビタミンC、体内の余分な塩分の排出を促して血圧の上昇を抑える作用のあるカリウム、成長期や骨粗しょう症の予防に役立つカルシウム、胎児の健やかな成長に欠かせない葉酸なども含み、栄養価に優れた野菜です。
 選ぶ際は、大きく成長したものは硬く筋っぽい場合もあるため、茎が太過ぎず、小松菜やホウレンソウ程度のサイズのものを。葉が鮮やかな緑色で、みずみずしく、張りのあるものを選ぶのがポイントです。あまり日持ちしないので、冷蔵するなら、湿らせた新聞紙に包んでポリ袋に入れ、野菜室に立てて保存し、2日以内に調理を。もっと長く保存するなら、昔ながらの知恵に従い、塩漬け(チキナー)にするのがおすすめです。
 さっと塩もみして水気を絞り、豚肉やツナ、島豆腐などと炒めるのが定番ですが、おひたし、みそ汁の具、あえ物などのほか、和風パスタなどにしても美味。今回は辛みや苦みが苦手な方やお子さんでも食べやすいメニューをご紹介します。


カラシナ
ピリッとした辛みとほどよい苦みで愛されるカラシナも沖縄伝統の島野菜

今月のテーマは

「カラシナ」

沖縄の旬:通年
主な産地:豊見城市ほか県内各地


フライパン一つでOK

カラシナの肉みそ炒め

 白飯にはもちろん、お弁当のおかず、ふろふきダイコンや豆腐に添えてもよく合う、カラシナの肉みそ炒め。鶏ひき肉を使って、あっさりと仕上げました。豆板醤(トウバンジャン)を加えてピリ辛仕上げにしても美味です。

カナシナの肉みそ炒め

材料(2人分)
カラシナ/1/2束、鶏ひき肉/100g、ごま油/大さじ1、おろしにんにく/小さじ1、おろししょうが/小さじ1、みそ/大さじ1、みりん/大さじ1
 
作り方
<1>
カラシナは2センチの長さに切る。
<2>
フライパンにごま油を熱し、鶏ひき肉、おろしにんにく、おろししょうがを入れ、肉をほぐしながら中火で炒める。肉の色が変わったら1を加えて炒め合わせる。
<3>
カラシナがしんなりしてきたら、フライパンの端を空け、みそとみりんを入れてよく溶かし、全体にからめる。


堀基子さん

文・写真 堀 基子
ほり・もとこ/野菜ソムリエ。沖縄野菜プロジェクト協同組合理事。県産の野菜・果物をはじめ、沖縄食材に関する分野を得意とするコピーライター、フリーライター、フードライター。野菜ソムリエとして、県産農産品のPR企画、食育や健康的な食生活をテーマとする講演なども。一児の母。


毎週木曜日発行・週刊ほ〜むぷらざにて連載<第1442号2015年3月5日より再掲載>
本連載は今回で終了。4月から「野菜スタイル」がスタート

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