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中古もイイね「中古住宅のメリットは何?」

中古もイイね

「希望の立地で安く入手」

主なメリットは何?

 中古一戸建て・マンションは、希望の立地で新築よりも安く手に入るのが売り。「身の丈に合ったマイホームを」「家は欲しいが、子どもの教育や趣味も充実させたい」と考えるなら、検討の価値はある。不動産に詳しいファイナンシャル・プランナーの友利真由美さんは「中古は現物を確認でき、子どもの教育費も確保しやすいなどメリットは多い」と指摘する。

中古住宅ならではのメリットとして友利さんが挙げるのは、以下の三つ。
①希望の立地で、新築よりも安く手に入れられる
②建物の間取りや設備、躯体の状態、立地環境、マンションの管理や管理組合の状況、修繕履歴など、現状を確認できる
③手持ちの現金を不動産という形で固定でき、売却して住み替えにも対応できる

 ①は、例えば土地の購入と新築で4000万円以上は掛かる地域でも、中古だと3000万円以内で購入できる場合がある。両方の取得費を借入額とすると、金利2%で返済期間30年の利息の差額は約330万円(全期間固定金利型、元利均等返済、ボーナス返済なし)。
 「両方の差額と利息差額の合計は約1330万円。子ども1・5人分の教育費に相当します。それを充てられるのは、家計を守る点でも大きい」と話す。
 中古を求める消費者ニーズの高まりを友利さんは感じている。1年間に来る相談者約60人のうち、中古住宅を検討している人は、5年前は4割だったのが、2年前からは7割に増えているという。

住み替える人向き

 一方、「平均的な県民所得を踏まえると、妥当とされる2000万~3000万円程度の物件がなかなか出回らない」と、需要と供給の差も指摘する。
 マイホームの取得に中古住宅が向いている人を「転勤族や将来的に実家で親と同居する予定がある人。ライフスタイルの変化に合わせて住み替える発想を持っている人」と答える。
 一方、②の大切さも挙げ「特に建物の状態を知るインスペクション(住宅診断)は必要不可欠。現物が見られるからこそ、確認は入念に」と強調した。

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 当連載では、中古住宅を安心して効率よく手に入れるためのノウハウ、事例を中心に、業界の動きも織り交ぜて取り上げていく。

この人に聞いた
エレファントライフ」代表の友利真由美さん友利真由美(ともり・まゆみ)
FP事務所「エレファントライフ」代表。
宅地建物取引主任者、2級FP技能士、住宅ローンアドバイザーなどの資格を持つ


わたしの選び方
瀧川さん(うるま市)

暮らし優先 要望明確に

愛猫が伸び伸びと過ごす瀧川さん宅のリビング。奥はダイニング・キッチン
愛猫が伸び伸びと過ごす瀧川さん宅のリビング。奥はダイニング・キッチン

 「希望の立地で、新築より安く手に入る」のが中古住宅ならではのメリット。うるま市に住む瀧川さん(40)夫婦は、そのことを実感している。2007年に築28年の2階建て住宅を購入=写真。夫人(45)は「私たちらしく暮らせる住まいを考えると、おのずと中古住宅に絞られました」と振り返る。
 夫婦の要望は次の3つ。とても明確だった。
 ①瀧川さんの職場に近く、趣味のマリンスポーツが楽しめる海にも近い市内の地域
 ②予算は、無理のないローン返済や諸費用を加味して2000万円以内
 ③愛猫を伸び伸びと飼いたいので一戸建て―の三つ。
 特に①と②は「絶対に譲れませんでした」と、夫人は振り返る。

 物件探しでは予算内に収まる物件だけを見学。スタートから約3カ月で、海中道路近くの住宅街にあった現在の土地付き一戸建て(鉄筋コンクリート造2階建て、延床面積92.18平方メートル)を購入。価格は1780万円だった。
 購入の決め手を「立地が職場や海に近く、買い物に便利で土地勘のある地域。内装や水回りもリフォーム済みですぐに住める状態だったことも大きい」と語る。
 住んで7年。夫婦と愛猫7匹、愛亀1匹が暮らす。キッチンにカウンターを造りつけたり、部屋のレイアウトも少しずつ変えて楽しんでいる。「今の家を手に入れたことで、ローンに追われることなく趣味が楽しめるし、周囲に気兼ねせずに猫たちも伸び伸びと過ごせます。私たちにはとても良い選択でした」
 アドバイスとして「自分たちの暮らしで優先したいことをはっきりさせれば、自然とそれに見合う住まいが分かってくると思う」と話した。


取材・編集:我那覇宗貴
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞「第1501号2014年10月3日紙面から再掲載」

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