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安心して中古物件を購入したい!躯体や設備のチェックは?

中古もイイね −3−

「買いたいお家の健康状態をセルフチェック」

物件はどう探す?

 建物の築年数や確認申請書類の有無、躯体や設備のチェックは、中古住宅を安心して買うために不可欠だ。簡単に物件をチェックできるシートが登場した。県内の宅建主任者や建築士などからなる「OKINAWA型中古住宅流通研究会」が、国の事業を使い作った。「物件の状態がほぼ明らかになり、安心できる売買につながる。活用してほしい」と呼びかける。

お家のセルフチェック
シートに載っている「セルフチェック」の一部。各項目に印を入れるだけで確認ができる。研究会のメンバーで(株)クロトン代表取締役の下地鉄郎さんは「既存住宅瑕疵保険を付けるのに必要なインスペクション(住宅の健康診断)に関連するようにまとめている」と説明する

確認シートを宅建主任者ら制作

 チェックシートの名称は「おうちクリニック 住宅カルテ」。中古住宅の購入時に最低限チェックしたい項目が簡潔にまとめられているのが特長だ。

 内容は、①建物の種類や構造、築年数、床面積などの基本情報を書き込む「問診票」②躯体や設備の状態、マンションで確認したい点まで網羅した「セルフチェック」③①を基に、既存住宅瑕疵保険や住宅ローン減税などに当てはまるかを建物の条件から確認する「使える制度チェックシート」の三つ。

 主に、買い手が使う場合を想定している。手順として、まず目星をつけた物件を取り扱う不動産会社にシートを持ち込む。項目①は担当者と確認して物件概要などを基に書き、②は物件を見る際にチェックを入れる。

 一方、売り手(物件を仲介する不動産会社)と物件の状態を確認する場面でも、売り手が項目①~③を書き込むことで、買い手への「告知書」を作る際の参考資料になる。

 研究会のメンバーである柿本洋さん(佐平建設取締役常務)は「シートで物件の状態がほぼ明らかになるため、買い手は安心して買うことができ、売り手は良質な物件を売るという信頼が得られます」と強調する。

 チェックシートに対する不動産業界の反応は良い。年明けには、県宅地建物取引業協会や全日本不動産協会沖縄県本部の会員業者に配布予定だ。年内に開設予定の同研究会ホームページからも、ダウンロードが可能。

 問い合わせは、同研究会(電話=098-877-9610、(株)クロトン内)まで。


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作ったのはこの人たち

OKINAWA型 中古住宅流通研究会
 県内の宅建主任者や建築士、ファイナンシャル・プランナーなど25人からなる。メンバーの下地さんと柿本さんは、30代で中古住宅を買った経験があり、シートを作る際は「分かりやすさにこだわった」と話す。


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取材・編集:我那覇宗貴
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞「第1510号2014年12月5日紙面から再掲載」

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