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中古物件のセルフチェック!体験会で学ぶ

中古もイイね −6−

修繕に見通し リスクも減

物件を自己チェック

 中古住宅の購入では、建物の状態を事前に把握しておくことが大切。2015年3月29日、販売中の物件を使って家の健康状態をセルフチェックする方法を学ぶ体験会が開かれた。主催したOKINAWA型中古住宅流通研究会の下地鉄郎さんは、「室内外、目で見て気になる部分を確認することで、購入後に修繕が必要な箇所などを知る手掛かりになる」と話す。

天井裏点検口を開けて天井裏の状態を確認する。構造体の状態を詳しく知るためにも、天井裏や床下が確認できるなら見ておこう=2015年3月29日、宜野湾市
天井裏点検口を開けて天井裏の状態を確認する。構造体の状態を詳しく知るためにも、天井裏や床下が確認できるなら見ておこう=2015年3月29日、宜野湾市

リポート=中古流通研究会が体験会

外壁では目視でひび割れなどをチェック。塗装面を手で触って粉が付くチョーキング現象がないかも確かめた
外壁では目視でひび割れなどをチェック。塗装面を手で触って粉が付くチョーキング現象がないかも確かめた

 買いたい物件の状態をセルフチェックする利点について下地さんは、「購入後に修繕が必要な箇所が把握でき、将来的な修繕の見通しを立てることもできる。知り得た情報は専門家への調査依頼や、リフォームの相談にも役立つ」と話す。
 体験会が行われたのは、宜野湾市にある築31年の鉄筋コンクリート造2階建て住宅。中古住宅購入を検討する人や不動産業者など10組が、セルフチェックシート(図1)を使って建物の内外を見て回り、気になる部分をチェックした。
 まずは外回り。「外壁」「軒まわり」「設備配管等」のほか、確認できる場合は「屋上」も見ておきたい。コンクリートにひび割れやはがれがないか、塗装面の状態、露出配管や取り付け金具などのさびの有無を見て回った。
 室内では「トイレ」「浴室」「洗面室」「天井」「内壁」「床」「内部建具」「サッシ」などをチェック。破損は? きしみやたわみはないか。
 「雨漏りなどを知る手掛かりとなる水ジミなど、構造体の劣化につながる状態に注目を。柱の傷などは、その家の歴史、味として捉えてもらえれば」と下地さん。建具やサッシは実際に開閉して動きも確認した。
 今回の物件では「天井裏」に点検口があったため天井裏の状態も確認できた。参加者から質問が挙がったシロアリ被害や水道配管などの状態を知る手掛かりとなる「床下」も、「点検口などから確認できる場合は、必ずチェックを」とアドバイスする。
 中古住宅購入を検討するSさん(31)=沖縄市=は、「中古物件のリスクやそれを回避する参考になった。チェックシートはとても分かりやすいので、内覧するときに使っていきたい」と感想を話した。


図1.セルフチェックシート

中古住宅流通研究会が作成した「物件状態のセルフチェックシート」。外壁などの外回り、壁や床などの内部全般、サッシ、バルコニーとマンション用の4項目に色分けされている。確認した項目には「レ」チェックし、気になった項目があれば「○」を記す。チェックシートを含む「住宅カルテ」は、同会HP(http://study.okinawa)からダウンロードできるセルフチェックシート

 中古住宅流通研究会が作成した「物件状態のセルフチェックシート」。外壁などの外回り、壁や床などの内部全般、サッシ、バルコニーとマンション用の4項目に色分けされている。確認した項目には「レ」チェックし、気になった項目があれば「○」を記す。チェックシートを含む「住宅カルテ」は、同会HP(http://study.okinawa)からダウンロードできるセルフチェックシート


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取材・編集:比嘉千賀子
毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞「第1522号2015年4月10日紙面から再掲載」

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