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お役立ちコラム

もしもの備え 自分の身は自分で守ろう!

  • 2014.11.2
  • カテゴリー: 防災 

 災害や犯罪など、トラブルはいつ自分の身にふりかかるか分からない。安心、安全に暮らすためにも、自分を守る術は知っておきたいもの。そこで、いざというときの備えについてその道のプロに聞きます。

地震・津波への備え

沖縄は本当に安全? 過信は危険

 安心・安全な生活を送るための知識と心構えを紹介するこのコーナー。今回は「地震・津波対策」。
 3月11日に発生した地震は、国内観測史上最大のマグニチュード9という規模で、大津波や原発事故をも引き起こし、東日本を中心に甚大な被害をもたらした。地震や津波に対する日ごろの備えや心得を、沖縄市消防本部警防課課長の木村清彦さんに伺った。(週刊ほ〜むぷらざ「第1244号 2011年4月28日掲載より抜粋)

地震・津波への心構え
 揺れがきたら、まずテーブルの下などに隠れて身の安全を確保しよう。収まってから火の始末などの行動を!(※写真のブレはイメージです)

■昨年だけで84回も

 東日本大震災から1カ月半。今だ大勢の人が避難生活を送り、余震も続いている。その揺れを感じることのない沖縄にいて、「ここは地震のない安全な場所だ」という、根拠のない安心感を抱いてはいないだろうか。
 沖縄市消防本部警防課課長の木村清彦さんは、「沖縄は、歴史で知られるような被害地震の発生が少なく、地震のない場所だと誤った考えを持つ人は少なくありません。しかし、気象庁の統計情報で、沖縄県で発生した震度1以上の地震は、昨年1年間だけで84回。震度5弱も起きています。過去には1771年に発生したマグニチュード7.4の地震で死者1万2000人を出した『明和の大津波』もあった」と注意を促す。沖縄でもいつ起きてもおかしくない。自然災害を未然に防ぐことはできなくても、日ごろから災害に対する心構えをしておくと、発生時に被害を最小限に抑えることができる。「私は大丈夫」と過信せず、家庭でも災害対策を話し合っておきたい。

■意識の備えがカギ

 では、地震が起きたとき、何をすればいいのだろうか。
 「まずは身を守ること。そうでなければ次の行動はできません」と木村さん。実際に地震が起きると、どんなに「すべき行動」を頭で想定していても、実行することは難しい。「命の危険を感じるような強い揺れに驚き、慌てるのは仕方のないこと。それでも意識のどこかに、何をすべきか強い気持ちを持っていれば、揺れが鎮まったとき行動に移れると思います」とし、屋内外の行動をアドバイスする(下記)。
 そして、家族との連絡不能時に備え、避難場所など普段から話し合っておくべきとも。また、強い地震を感じたときは津波も警戒し、高台へ避難すること。「大事なのは、居住地域の津波の歴史を知ること、1秒でも速く少しでも高いところへ避難することです。津波は第2波、第3波が繰り返し襲ってきます。物を取りに戻ったり、様子を見に行って波にさらわれる場合があるため、素人判断は危険!」と言葉を強める。
 「大事なことは、意識の備え。普段から、『ここで地震にあったら?』と自分に問いかけ、行動をイメージする習慣を身につけて。各家庭の事情により、必要なもの、対策は違ってくる」
 安全は人任せにせず、自ら防災力を高めるよう努めたい。

■非常持ち出し品の準備も!

 ストックは1人3日分を準備しよう。各市町村や自治体の災害時用備蓄だけでは十分とはいえない。特に、乳幼児やアレルギー対応の食品などは自分で用意を。
 必要なものは大まかに、飲食のための用具、食べ物や飲み物、衣類下着、日用品や洗面用具、医薬品や常用薬、貴重品や現金など。乳幼児がいる家庭はおむつや肌着、粉ミルクや哺乳瓶だけでなくパウダーやオイル、おんぶひもなども準備しておきたい。

非常持ち出し袋パウダー


~地震のときに取るべき行動~

家の中では
1 まずは自分の身を守ろう
  テーブルや机の下などに入る
  座布団などで頭を守る
  冷蔵庫、食器棚、本棚などから離れる
  避難通路確保のための出口を開ける
  くつを履く
  外に飛び出していかない(落下物や塀の倒壊の危険が大きい)

2 出火防止
  キッチンや風呂の火を消す
  ガスの元栓を閉める
  電気のブレーカーを切る
  タバコ、線香など小さな火も消す

野外では
1 スーパーなど
  階段や非常口に走り寄らない
  ガラスや陳列棚から離れる
  落下物から頭を守る
  係員の指示をよく聞いて従う

2 屋外なら
  持ち物などで頭を守る
  ビルなどから離れ、落下物を避けて安全な場所へ避難する
  海べりでは小さな地震でも、すぐに高台へ。高台がなければ遠くへ移動する
  崖地、傾斜地土手から離れる

3 乗り物の中なら
  バスなどでは乗務員の指示に従う
  車は道路左端に寄せて止める。車から離れる際、キーは入れたままでロックはせずに

沖縄市消防本部警防課課長 本村清彦さん

教えてくれた人プロフィル

沖縄市消防本部警防課課長 木村清彦さん
◆沖縄市消防本部には、沖縄市防災研修センターが併設されており、災害の心構えと対策を学習できる。ただし、事前連絡と申し込みが必要。(緊急事態発生時は学習を中断することもある)
開館時間:午前9時~午後5時(月曜、祝日は休館)
住所:沖縄市美里5-29-1 電話:098(929)0900


取材/赤嶺 初美(ライター)

毎週木曜日発行・週刊ほ〜むぷらざ「第1244号 2011年4月28日掲載」

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