沖縄ハネムーンをプロデュース
ローマで写真家をしているいとこのマックスが結婚するということで、奥さんのエンリカとともに沖縄へやってきた。
かわいいいとこのハネムーン。
思い出に残るものにしたいと、3日間休みを取って沖縄の観光スポットをナビ。
どうにか台風もそれて、心地よい天気の中、本島北部を回ってきた。
オクマビーチにて。
新妻エンリカはモデルでもあり、浜辺に立っているだけで絵になる。
イタリアも美しい海で有名だが、沖縄の海にはまた違った魅力があるとのこと。
定番の美(ちゅ)ら海水族館で自撮りする新婚夫婦。
背後にはジンベエザメ。
食事はあえておしゃれなレストランではなく、沖縄ならではの古い食堂で。
これも喜んでもらえた。
こちらは「古宇利オーシャンタワー」から見下ろす古宇利大橋。
古宇利島に新しい観光名所ができたことは知っていたが、なかなか足を運ぶ機会がなかったので、観光客気分で頂上で記念写真も撮ってしまった。すっかり観光気分。
古宇利島の由来は「恋島(こいじま)」と言われる。
その昔、島内では一組の男女が仲むつまじく暮らしており、天からは毎日餅が降ってきて、何の不自由もなく生活していた。しかし、やがて二人が餅を蓄えるようになると餅が降ってこなくなり、海で魚や貝をとるなどして働くようになった。
そのうちに、ジュゴンの交尾を見て子孫を作ることを知ったというアダムとイブを思わせる伝説も残っている。
二人が暮らしていたとされるティーヌ浜は恋愛成就のパワースポットとして知られている。テレビCMのロケ地として使われてからはその象徴であるハート型の岩「ハートロック」を目当てに、全国からカップルがやって来るようになった。
この日も浜はカップルで埋め尽くされており、いとこ夫婦が散策と撮影に行ってしまうと、一人ぼっちなのはわたしくらい。これはつらい。
しかし、最もつらかったのは、綿密な下調べの上、さまざまな観光スポットを回ったにもかかわらず、2日間のハネムーンで出掛けた場所の中で最も楽しめたスポットを聞くと、新婚夫婦が二人そろって「カラオケ!」と答えたこと(笑)。
確かに、夜出かけたカラオケバーでは二人ともものすごくはしゃいで、ハネムーンなのに朝3時まで飲んで歌ったのであった…。
イタリアにはカラオケの文化がないようで、日本に旅行に出掛けるイタリア人はみんな必ずカラオケボックスに行くとのこと。
イタリアにカラオケバーをオープンしたらもうかるかもしれない。
新たなビジネスのアイデアをもらったから、とりあえず良しとしておこう。
次はわたしがイタリアに行きたい。できればハネムーンで。
▼普天間イオリさんのコノイエコラム
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