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FPが指南 私にピッタリ!住宅ローン選び(2)

FPが指南 私にピッタリ!住宅ローン選び
豊富な選択肢と柔軟な対応に期待

 新規金融機関の開業やネット銀行の台頭などで、沖縄県内の住宅ローン事情が大きく変化しています。そんな中、7月は沖縄県内地銀3行の特徴について紹介しましたが、沖縄県内で住宅ローン商品を取り扱うのは地銀だけではありません。沖縄県内に支店を持ち全国展開している金融機関等が提供する住宅ローン商品ももちろん利用可能です。全国基準で作られた住宅ローン商品には個性的な商品展開とサービスが詰まっています。

フラット35専門に展開【住いまーる】

 超低金利時代を追い風に人気が高まる「フラット35」を中心にサービスを展開する取次店。火災保険や瑕疵保険等も取り扱う。
 フラット35とは住宅金融支援機構が提供する住宅ローンで、最大の特徴は最長35年間金利が固定されること。完済時まで毎月の返済額が一定なので計画的な返済ができる。利用には、対象となる住宅が一定の建築基準を満たす必要があるが、新築に限らず中古、借り換えにも対応可能だ。また国の緊急経済対策により制定された、借り入れから最大10年間更に金利を引き下げる「フラット35S」も人気。
 専門店ならではの実績による契約内定率の高さや、提携金融機関での自己資金借り入れの提案など、利用者側に立ったサポートが魅力。

<こんな人におすすめ>
○ある程度自己資金が準備できている方
○安定して計画的に返済したい方


誰でもOK!三つの無料も【沖縄県労働金庫】

 職場経由でないと利用できないと思われがちだが、入会時にのみ500円を出資金として納めることで、一般の方でも利用できる。
 固定金利期間が3・5・10・15年と選べ、借入期間も最長40年まで設定が可能。また、固定期間終了後に金利を再設定する際、基準金利からの引き下げ金利枠を利用できる旨が契約時に確約される。諸費用等を上乗せした借り入れの相談にも応じてくれる。給与振り込みや財形貯蓄など、取引実績に応じた金利の引き下げ基準も明確だ。
 最大の特徴は事務手数料、団体信用生命保険料、繰り上げ返済手数料(当月の利息分以上が条件)などが無料な点。またコンビニATMでの入出金手数料も無料など、意外と知られていないお得なサービスがそろっている。

<こんな人におすすめ> 
○初期費用を抑えたい方
○できるだけ長く借り入れをしたい方


リスク分散と都銀の強み【みずほ銀行】

 「変動金利方式」「固定金利方式」「全期間固定金利方式」の中から二つを自由に組み合わせることで金利リスクを分散できる「ミックス返済」は、超低金利時代の恩恵と固定金利の安心感という“いいとこどり”が可能な人気商品。また、早くに借入残高を減らし総支払利息を少なくすることができる元金均等返済も選択できる。
 団体信用生命にプラスできる8大疾病特約では、特定疾病並びにケガなどによる就業不能な期間に応じて、最短1カ月から残存期間全期までの返済が免除されるなど、保障の細やかさが特徴だ。
 リフォーム費用も含めた中古住宅購入の借り入れにも積極的に対応。全国どこでも査定が可能なのも都銀ならでは。

<こんな人におすすめ>
○金利変動リスクをコントロールしたい方
○国内での転勤等が予定される方


 今回は全国展開している金融機関ならびに取次店をピックアップいたしました。あまりなじみがないことからなんとなく敷居を高く感じてしまいがちですが、どちらも住宅ローン商品に力を入れている様子がうかがえ、その選択肢の多さと柔軟な対応に期待が持てました。
 それぞれが特徴的な商品やサービスに特化することで、金利や借入期間の選択の幅が広くなり、商品に合わせるのではなく、それぞれのご家庭の事情に応じた商品選びが可能となっています。ライフプランやライフスタイルを重視した借り入れを希望される方は選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

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 地方銀行から新規金融機関、ネット銀行まで、各金融機関の住宅ローンと関連商品について、FPの友利真由美さんが分析。次回はネット系銀行を中心に紹介します。

(株)エレファントライフ代表の友利真由美さん(宅地建物取引士、FP技能士2級、相続診断士、住宅ローンアドバイザー)

執筆/友利真由美(ともり・まゆみ)
(株)エレファントライフ代表、宅地建物取引士、FP技能士2級、相続診断士、住宅ローンアドバイザー


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