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お役立ちコラム

もしもの備え 自分の身は自分で守ろう! -2-

空き巣・忍び込み・居空き

「ゴミを出すだけ・・・」そのスキが狙われる

 沖縄県で起きた犯罪の中で、なんと70%をも占めるのが「窃盗」という。その対策としては「5つのかける」を習慣づけておけば、ほとんどの事例は防ぐことができるそう。沖縄県警察本部 生活安全部 安全なまちづくり推進課調査官兼次席の宮良政宏さんに防犯対策のツボを聞きました。

もしもの備え

 ドアを開ける瞬間に背後から押し倒されて侵入されるケースもある。帰宅時は玄関手前で周囲を確認し、玄関の前でもう一度確認。ドアは半身入るくらい開け、外側の足から入る。背後を確認する習慣をつけよう

■ほとんどが無施錠

 沖縄県警察が公開する犯罪統計資料によると、県内で起きた犯罪で最も多いのが「窃盗」。昨年の刑法犯総数の実に70%以上が窃盗犯だった。
 窃盗の中でも多いのが留守宅に侵入する「空き巣」、そして就寝時に侵入してくる「忍び込み」、家の中に人がいる間に侵入する「居空き」など。平成22年には、合わせて665件も起きている。「忍び込み」や「居空き」は、強制わいせつや性的暴行にいたる場合もある。
 県警察本部の宮良さんは、「犯行は夜間、被害者は飲食店に勤務している女性に多い。弱者を狙うのが犯罪。薄着になり、活動時間も長くなるこの時期は性犯罪も増える」と注意を促す。
 そして、自宅で被害にあったケースのほとんどが無施錠だったという(下表参照)。

無施錠被害の状況(平成23年2月末)

無施錠被害の状況(平成23年2月末)

 「鍵かけは防犯の基本。高層階でも、雨どいのパイプをよじ上ったり、屋上からの侵入もある。犯人は下見をして、その人の生活パターンを見ており、ゴミ出しのわずかな時間でも犯行はできる。いつも防犯について『気にかける』、いつでも『鍵をかける』、鍵をかけたか施錠チェックに『手間をかける』、防犯装置・器具に『コストをかける』、外出時には隣近所に、そして不審者に『声をかける』との5つのかけるを心がけて」と訴えた。

■地域の交流で防犯

 「窃盗は、専門道具を持つような常習犯が多い。しかし、侵入するのに5分以上かかれば7割は犯行をあきらめるという調査結果もある。侵入に手間どらせることは有効な対策の一つ」とし、補助鍵をつけるなど『1ドア2ロック』を推奨している。 さらに重要なのが、「防犯の知識を身につけ、日ごろから意識して行動すること」だという。
 例えば「家に入るときは、周囲を見てから入る。ドアチェーンをし、いきなり全開にしない。下着類の洗濯物はタオルなどで目隠ししながら干す。バッグは車道と反対側に持つ」などアドバイス。もし被害にあったら、すぐに110番しよう。携帯電話からもかけられる。家の中が荒らされたときは、犯人の証拠を消してしまわないよう、警察官がくるまでそのままにしておくこと。
 宮良さんは、「地域のコミュニケーションが密なところは犯罪も起きにくい」と話し、安心安全な社会は「地域力」が要と強調する。犯罪を寄せつけない環境を地域という視点から取り組むことも心掛けたい。

■玄関や窓の防犯対策

 最近では、左写真のように暗証番号を入力するボタン式錠前など、ピッキングや破壊に強い、さまざまなタイプの施錠が出ている。
 そのほかの窓については、右写真のように補助鍵をつけたり、窓ガラスを割っての侵入を防ぐため防犯ガラスや防犯フィルムを張るのも効果的だ。
 窃盗犯は侵入に時間の掛かりそうな家を嫌う。しっかり対策して「嫌がられる家」になろう!

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(取材協力:カギの秀吟堂)

こんな家が標的に!

泥棒が目をつけるポイントは、入りやすく逃げやすいか、人目につかないかなど。知らず知らずのうちに泥棒好みの家になっていないかチェックしてみましょう

□表からの見通しが悪い
□雨どいや塀などを足場に、2階のバルコニーに上がることができる
□堀や植木など隠れる場所がある
□車庫に車がない
□玄関の鍵がピッキングしやすい
□窓に鍵が一つしかついていない
□夜になっても屋外に明かりがつかず、カーテンが開いて家の中が丸見え
□新聞や郵便物がたまっている
□洗濯物が干しっぱなし

(取材協力:沖縄防災器材株式会社)

沖縄県警察本部生活安全部安全なまちづくり推進課調査官兼次席 宮良政宏さん

お伺いした人

沖縄県警察本部生活安全部安全なまちづくり推進課調査官兼次席 宮良政宏さん

沖縄県警では、身近で発生する犯罪や不審者情報などを、「安心ゆいメール」で配信している。登録は、携帯電話かパソコンから下記アドレスへ空メールを送信。返信メールにあるURLにアクセスし、あとは手順に従おう。下QRコードからも登録可能。

touroku@yui-ml.police.pref.okinawa.jp

touroku@yui-ml.police.pref.okinawa.jp

バーコードリーダー付きの携帯電話は、左記のQRコードからメールアドレスを読み取り、送信できます。


取材/赤嶺 初美(ライター)


毎週木曜日発行・週刊ほ〜むぷらざ「第1248号 2011年5月26日に掲載しました」

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