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お役立ちコラム

人と建築と日常をつなげたワクワクするものづくり【気軽に楽しもうDIY】

ヒト モノ コトつなぐ(3)

気軽に楽しむDIY・建築を身近に

文・写真 岡戸大和

ヒト(人)とモノ(建築)とコト(日常)。少し視点を変えてつなげてみよう。本連載では(株)LAP取締役の岡戸大和さんに、身近なモノ、コトをつなげたワクワクするものづくり、暮らしに身近な空間づくりのアイデアを提案してもらう。

だれもが気軽にDIYを楽しめるようさまざまな材料や工具を取りそろえている体験型DIYショップ「tukuriba(ツクリバ) DIY&GREEN」二子玉川店。各種ワークショップも開催している=東京都
だれもが気軽にDIYを楽しめるようさまざまな材料や工具を取りそろえている体験型DIYショップ「tukuriba(ツクリバ) DIY&GREEN」二子玉川店。各種ワークショップも開催している=東京都

建築が身近に

 2016年がスタートした。昨年から引き続き、一戸建て住宅や集合住宅に限らず、店舗開業など新たな挑戦をする方々からいろいろな相談を受けている。
 何か事業を計画する際、空間、建築は必須。時間も予算もかかることから、計画の始めに話をうかがうことが多い。相談される方の熱のある挑戦に、初回の打ち合わせからワクワクしてしまう。そういう思いに共感し、カタチにすることが私たちが携わる建築の仕事である。 思いをカタチにするためには、依頼者の要望に対して施工精度やデザインで満足していただくことはもちろん、新しい提案ができるように、常に情報収集や研究開発を続ける必要がある。
 年末、東京出張の合間に、情報収集がてら、いくつかの場所を回った。ほとんどが「DIY」「リノベーション」に関する店で、気軽に部屋の模様替えができるアイテムやサービスをしている。どれもオシャレで気軽にできそうなサービスで、平日にもかかわらず、たくさんの人が足を運んでいたのを見て、「建築が身近になった」と感じた。

輸入壁紙専門店「walpa」。世界中のアートフルな壁紙から「張ってはがせる壁紙」なども扱っている。壁紙の張り方も丁寧に教えてくれる=東京都
輸入壁紙専門店「walpa」。世界中のアートフルな壁紙から「張ってはがせる壁紙」なども扱っている。壁紙の張り方も丁寧に教えてくれる=東京都
自分の空間を編集していくための道具箱がコンセプトの「R不動産toolbox」。デザイン性の高いDIYグッズやリノベーションのアイデアなどを提供する=東京都
自分の空間を編集していくための道具箱がコンセプトの「R不動産toolbox」。デザイン性の高いDIYグッズやリノベーションのアイデアなどを提供する=東京都

週末DIYアトリエ

 「建築をより身近にしたい」。そんな思いから、沖縄にも気軽にDIYやリノベーションの相談ができる場所をつくろうと、昨年末から、共に暮らす友人と一緒に「まちなか週末DIYアトリエ(仮)」を試みている。今住んでいる家(那覇市安謝)のバルコニーを週末だけ作業場として開放。簡単な工具と現場で余った材料を準備し、棚や台が欲しいなどの「超気軽」な要望に応えたり、廃材を活用した家具などの製作をしている。
 依頼内容は、実にさまざま。舞台美術や棚の製作をはじめ、訪れた人と簡単なパーテーションを一緒に作ったり、ある人からは、普段使っている机の脚を短く切ってほしいなどの依頼も。週末ということもあり、作業場ではお茶をしながら、あれこれ雑談を交えて作業でき、リラックスした時間が流れる。
 「気軽さ」をつくるためにスタートした週末アトリエ。言い換えれば、地域に開いたシェア工房は、新しい地域コミュニティーを築くきっかけをつくることもできるかもしれない。建築の可能性を広げるような挑戦を今年も展開していきたい。

週末アトリエで作った絵本作家savaさん(手前中央)の舞台美術。写真はその舞台美術と一緒に記念撮影したもの(奥右端が私)。カラフルな家はすべて廃材で制作。軽自動車でも運べる組み立て式になっている
週末アトリエで作った絵本作家savaさん(手前中央)の舞台美術。写真はその舞台美術と一緒に記念撮影したもの(奥右端が私)。カラフルな家はすべて廃材で制作。軽自動車でも運べる組み立て式になっている
週末だけDIYの作業場として開放している私の家のバルコニー。建築現場で余った木材を使って思い思いに加工や塗装をしたりとさまざまな実験的な試みを楽しんでいる=那覇市安謝
週末だけDIYの作業場として開放している私の家のバルコニー。建築現場で余った木材を使って思い思いに加工や塗装をしたりとさまざまな実験的な試みを楽しんでいる=那覇市安謝

▼関連の記事(ヒト モノ コトつなぐ)
・ヒト モノ コトつなぐ[2]キクミネーション
・ヒト モノ コトつなぐ[1]ハイサイ!ハイザイ!

暮らしを楽しくするアイデア「お便り交流」

 身近な建物の活用についての岡戸さんへの質問、地域を生かすアイデアや意見などお寄せください! タイムス住宅新聞社編集部「ヒト モノ コトつなぐ」まで
<メールアドレス> jyuutaku@jpress.co.jp


建築活動家
岡戸大和(おかど・やまと)
 1980年生まれ、神奈川県出身。(株)LAP取締役兼(株)ライト工務店スタッフ、IIDA専門学校非常勤講師。街づくりから設計・施工、大工、教育までマルチな活動を展開。「星屑工務店」やアートスペース「コザクロ」運営

http://lap-okinawa.com/


<ヒト モノ コト つなぐ>
沖縄タイムスの副読紙/毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞「第1567号2016年1月15日紙面から再掲載」

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