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お役立ちコラム

愛用の靴や眼鏡 命綱に <Let’s防災★防犯>

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準備OK? 災害時持ち出し用品

 愛用の靴や眼鏡 命綱に


 東日本大震災以降、高まる防災意識。災害や犯罪はいつ自分に降りかかってくるか分からない。その危険を少しでも減らすためには日ごろの備えが必要。しかし、防災・防犯=堅い、難しいと考えがち。本欄では、手軽に楽しく実践できる防災・防犯について紹介する。第一回は「災害時持ち出し用品」について沖縄大学地域研究所の稲垣暁特別研究員に聞いた。(相馬直子)

東松島市の様子

 2011年5月13日に訪れた宮城県東松島市の様子。津波の恐怖を物語っていた。津波発生の可能性があるときはすぐさま安全な場所に避難することが鉄則だ。(撮影・相馬直子)

防災は日ごろから

 県内の自主防災組織率は8.9%(2012年3月調べ)で全国平均74.4%(同)に比べて著しく低くいことなどからも、防災意識の向上が課題となっている。
 稲垣さんは「備蓄も避難も普段から備えていないことを災害時にやろうしてもまず不可能」と厳しく指摘した。
 「緊急時のために」と、水や食料品などは用意しても、他には何を準備したらいいのか分からない人も多いのでは。稲垣さんがまず勧めるのが履きなれた靴だ。「災害時に足を守ることが命を守る第一歩。避難用の靴を確保しよう」
 被災後、一刻も早く避難する必要があっても倒れた家具の下や暗闇の中から靴を探すことは難しい。「私が被災した阪神大震災の時も部屋の中にはガラス片などが散らばり非常に危険な状態だった」と振り返った。酒瓶、ガラス扉、電灯のかさなど、室内にあるものが割れると凶器に変わる。また、外に出れば倒壊した家や塀など、がれきが散乱している場合もある。その中をはだしで逃げれば大けがを負い、避難が困難になる。
 ではどこに備えたらいいのか。就寝時には枕元やベッドの下など、すぐに持ち出せる所に置くのがベター。それから、割れやすい物は高い所に置かない、割れにくくするなど工夫を心がけることも大切だ。

スペアも必ず準備

 次に勧めるのが眼鏡(老眼鏡)、入れ歯、補聴器。日常生活には欠かせないものは必ずスペアを準備しよう。被災後、自分に合うものをすぐに手に入れることはできない。視力が悪い人は眼鏡がないと周りが見えず、避難やその後の生活に不自由したり、入れ歯も無いと満足に食事も取れない。印鑑や通帳、権利書などの貴重品などと一緒にまとめてすぐに持って避難ができるようにしておこう。
 一方で避難はしたものの家に貴重品などを取りに戻った所で津波に巻き込まれたり、火災で焼失してしまったケースも少なくない。「気になるものは家に残さないように」と注意を促した。
 稲垣さんは「持ち出し用品は、ひとまず自宅にあるものから準備したらいい。日ごろからの備えが自分の身を守ることにつながる」と備えの重要性をあらためて強調した。


災害時持ち出し用品の一例

 もしものために準備したい災害時持ち出し用品を紹介。災害後、何が必要なのか家族でよく話し合い、すぐに持って逃げられる量をそろえておこう。

□のチェック欄を活用して
□靴(運動靴やスニーカーなど、歩きやすく履きなれたものを寝室に用意しておく。)
□眼鏡類(コンタクトレンズは使い捨ても便利。眼鏡は強度のあるケースにしまう。)
□お薬手帳(医療支援の時、持病、常備薬が分かれば素早い診察につながる。)
□入れ歯
□補聴器
□予備の電池
□印鑑、通帳、権利書などの貴重品類
□かぎ(家や車のスペアキー)

災害時持ち出し用品の一例
非常時にお役立ち日用品

●非常時、お役立ち日用品

□ラップフィルム(非常時には保温や固定の包帯代わり(写真)にも使えるなど用途はさまざま。)


毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞「第1376号2012年4月27日紙面から再掲載」

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