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第2回沖縄建築賞「実行委員長に聞く」

仲元典允実行委員長(県建築士事務所協会会長)
仲元典允実行委員長(県建築士事務所協会会長)

第2回沖縄建築賞 実行委員長に聞く
幅広い世代に開かれた賞に

応募対象枠を拡大

住宅や公共施設など、県内の優れた一般建築を顕彰する第2回沖縄建築賞(主催・同実行委員会)の募集が3月1日(火)から始まる。実行委員長の仲元典允氏(県建築士事務所協会会長)は「住宅建築部門、一般建築部門とも応募対象を過去5年以内に完成した建築物に拡大。幅広い世代に開かれた賞になれば」と期待を寄せる。

昨年は、応募対象が住宅建築部門は過去2年以内に完成した建築物、一般建築部門は過去3年以内に完成した建築物でしたが、ことしはどちらも過去5年以内に拡大されていますね。その狙いは?

仲元氏
一つは、昨今の社会情勢を考慮してのことです。
以前は住宅、一般建築物とも6カ月ほどの工期があれば建物が完成しましたが、鉄筋コンクリート造が多い沖縄ではここ数年、職人不足が深刻化。住宅で半年から1年、大規模な公共建築物だと建築そのものに2年かかってしまうケースも珍しくなくなっています。
 つまり出品したくても作品そのものが完成していないというケースも十分ありうる。こういった現状下でも、より幅広い世代、多くの建築士がエントリーできるようにと考えました。
 また、住宅も一般建築物も、それ単体で存在するわけではなく、周辺の街並みや地域の風景の一部。それらとなじんで初めて本来の建築物となりますからね。そのためには、例えば植栽が育ったり人が集うようになるなど、施主が住み始め、使い始めてからある程度の時間が必要。そういった点も考慮しました。

第1回も実行委員、審査委員を務めていらっしゃいますが、どのような印象をもたれましたか?

仲元氏
20代〜70代まで幅広い世代の方々がエントリーされましたが、これまでなかなか表に出てくることのなかった顔ぶれが増え、掘り起こしにつながったのではないかと感じています。
 また、より開かれた賞にしたいと審査委員のお一人として県内を代表する版画家、名嘉睦稔氏に加わってもらった点も良かった。今年も参加されますが、業界関係者だけでなく第三者の視点が加わることで、県民にも関心を持ってもらいやすくなると思います。

ことしの応募も始まりますね。期待する点を一言。

仲元氏
街には本土と同じような閉鎖的な建物が増えてきていますが、建物と風土は切り離せないもの。言い換えれば、この施主、この土地だからこその空間をいかに導き出すか、それこそが建築士の腕の見せどころです。「沖縄らしさ」と言えば抽象的で難しいけれど、だからこそ追求してほしい。
 地域を意識して設計する建築士が増えている今、彼らの活躍を後押しし、建築を志す若い世代の刺激、励みになってくれることを期待したい。


昨年の現地審査の模様
昨年の現地審査の模様
昨年の大賞受賞作
昨年の大賞受賞作
昨年の大賞受賞作
昨年の大賞受賞作

応募は2016年3月1日(火)〜2016年4月1日(金)まで。詳細は、タイムス住宅新聞社HP(http://www.jpress.co.jp)で確認を。
問い合わせ先/沖縄建築賞実行委員会事務局
電話=098-934-1122
タイムス住宅新聞社内、担当/大嶺・玉那覇
Eメール=kenchiku@jpress.co.jp


<第2回沖縄建築賞>

第2回沖縄建築賞 2016年3月1日から募集開始

 
<第1回沖縄建築賞 受賞作品>

正賞・住宅建築部門 正賞・一般建築部門

奨励賞・住宅/奨励賞・一般

タイムス住宅新聞社賞・一般/審査委員特別賞・一般


毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞「第1572号2016年2月19日紙面から掲載」

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