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【賃貸住まい】空間使いや環境を選び、好き!を極める。

賃貸特集 借りさびら!
空間使いや環境を選び、好き!を極める。

一戸建てに比べ、広さや間取りなど制約が多いと思われがちな賃貸だが、環境選びや空間使いを工夫し、自分の好きなことや趣味を存分に楽しんでいる人はいる。賃貸ならではの経済性や気楽さなど、メリットを生かした二つの賃貸住まいを訪ねた。

1室が愛車専用 収納も手作りで

【壁面を有効活用】
沖縄県沖縄市の宮城さん

自転車部屋で愛車を整備する宮城さん。壁面収納は、突っ張り式のポールとメッシュパネルを組み合わせて手作りした。ヘルメットなどよく使うものを掛ける
自転車部屋で愛車を整備する宮城さん。壁面収納は、突っ張り式のポールとメッシュパネルを組み合わせて手作りした。ヘルメットなどよく使うものを掛ける

マウンテンバイク2台にロードバイク3台、計5台の愛車を収めた4畳半の洋間が、宮城さん(35)の城。自転車の専門店・沖縄輪業に勤め、仕事でも趣味でも自転車がパートナー。「家探しの条件は、自転車部屋が設けられること」と笑う。

現在の住まいは1フロア1世帯、4LDKのアパート。1年余り前、結婚を機に妻の実家に近い沖縄市に引っ越した。「妻と母の3人暮らし。これから家族が増えることも考えて、広めの物件を探しました。引っ越し時には自転車が10台あったので、自家用車に積んで2、3往復して自分で運びました」。

自転車部屋では、愛車をフレームだけの状態まで分解してオーバーホール(清掃・整備)することもある。「2、3時間かかることもあるので、アンプとスピーカーを置いて音楽も楽しみながら作業しています」。

いかにスペースを生かすかを考えて、収納にもこだわる。「賃貸なので壁を傷つけるわけにはいかない。突っ張り式のポールとメッシュパネルを組み合わせて、壁面収納をDIYしました」。壁面にはヘルメットやリュック、ハンドルやスタンドなど、よく使うものや置き場所に困るアイテムを掛けて収納。押入れには、ホイール類や遠征時に持っていく工具や予備のパーツなど、すぐに使わないものを収め、部屋はスッキリ片付いている。

「部屋が狭いからこそ、必要な物が手の届く範囲にあり、使いやすい。もう少しスムーズに動けるよう動線を整えたいですね」。愛車と過ごす理想の城づくりを楽しむ。

4畳半の部屋に自転車が5台。掃き出し窓の外のベランダは洗車スペースとして活用する
4畳半の部屋に自転車が5台。掃き出し窓の外のベランダは洗車スペースとして活用する

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バンドのスタジオ自分らで

【防音仕様で音を極める】
商店街に住む・呉屋誠さん

古い賃貸物件の一室を自身のバンド「銀天団」の活動拠点となるスタジオにアレンジした呉屋誠さん(右)とメンバーの佐久本景太さん
古い賃貸物件の一室を自身のバンド「銀天団」の活動拠点となるスタジオにアレンジした呉屋誠さん(右)とメンバーの佐久本景太さん

居心地のいい街で、好きな音楽を思い切り楽しみたい。レゲエやエレクトロ、コンテンポラリーを織り交ぜた独自の音楽を追求するバンド「銀天団」の呉屋誠さん(27歳、浦添市出身)は、沖縄市銀店街にある建物に住居兼スタジオを構える。

築40年、鉄筋コンクリート造4階建て。1階はイベントが開けるコミュニティー、2階に住居、3階にスタジオ、4階を展望スペース兼物干し場として使っている。

建物のオーナーが「銀天街で活動する若者を応援したい」と、破格の家賃で提供している物件だ。狭くて暗い急な階段、各階に約10畳ほどの部屋が1室という昔ながらの空間構成は、昭和の薫り漂う通りの雰囲気そのままだ。「ここは以前、知り合いのアーティストが住んでいた建物。当時1階で開かれていたイベントに参加した際、人情味あふれる商店街や建物の持つ独特の空気感にひかれた」と呉屋さん。

一目ぼれした物件に入居が決まったのは3年前。ちょうどバンドの結成時期でもあった。「建物は好きに手を加えていい」とのことで、まずは空室になった3階をスタジオに改装することにした。床は和室の畳をはがして板張りに。窓や壁は取り外した畳のほか、石膏ボード、グラスウールで覆い、上から卵ケースを張って防音仕様にした。超低予算で作ったスタジオだ。

「大量の卵ケースは商店街にある天ぷら店からもらったものだったり、作業中も周囲の人たちがみな協力的で、スタジオが完成した時はすごくうれしかった。この環境のおかげで、音楽活動も思い切りできる」。バンドの練習や食事、日常の買い物、友人との集い、遊びもすべてここを基点に徒歩圏内でまかなえ、居心地は抜群という。

ちなみに2階は住居スペースだが、「みんなの仮眠所になっていて、むさくるしいのでお見せできません」と笑った。
少しずつ建物の補修も始めようと考えている。

4階玄関の壁面。友人のアーティストによる色彩豊かなアートが印象的。下の「TOWER OF DUB」はスタジオ名
4階玄関の壁面。友人のアーティストによる色彩豊かなアートが印象的。下の「TOWER OF DUB」はスタジオ名

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環境も丸ごと楽しむ

 呉屋さんが住む建物(写真)の名称は、「TOWER OF DUB STUDIO」。築40年ほどになるこの建物は、以前は「銀天街タワー」と呼ばれ、これまでも若いアーティストの活動の拠点、コミュニティーとして活用されていた。
 スタジオ完成後、呉屋さんらはこの建物と音楽への思いを込め「TOWER OF DUB STUDIO」と名付けた。「商店街はいつもの仲間から初めて会う人、いろいろな人が集まってくるのが面白い。外から来る人に寛容でフレンドリーだけど、干渉し過ぎない。ちょうどいい距離感」。ラフに暮らせる環境が、住み良さにつながっているようだ。


<賃貸特集 借りさびら!>
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取材・編集:比嘉千賀子・岸本貴子
<賃貸特集 借りさびら!>
沖縄タイムスの副読紙/毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞「第1573号2016年2月26日紙面から掲載」

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