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東南植物楽園のガイドマスターが沖縄の花木を巡る【沖縄の花木めぐり<12>】

沖縄の花木めぐり
アロエ

食べて塗って活用イロイロ

今回の植物ガイドは、食べたり、肌のお手入れにも用いられるなど生活に身近な「アロエ」。「沖縄では大型のアロエを数種類見ることができますが、世界中では300種類以上のアロエが確認されていると言われています」と飯村さん。

キダチアロエ。庭に植えておけば、食べたり肌に塗ったりと、いろいろなことに活用できる
キダチアロエ。庭に植えておけば、食べたり肌に塗ったりと、いろいろなことに活用できる

別名は「医者いらず」

アロエと言えば日本では「キダチアロエ」が一番ポピュラーです。最近では、アロエヨーグルトに入っている「アロエ・ベラ」も人気があります。

アロエは主にアフリカ原産で、その多くがワシントン条約で保護されています。よく「アロエとリュウゼツランは似ているのですが、何が違うのですか?」といった質問をされます。専門的に言えば「科と属が違い、まったく異なる植物」です。簡単な分け方では、「葉を切った時に中がゼリー状であればアロエ、繊維状ならリュウゼツラン」と考えれば間違いありません。

キダチアロエは、別名「医者いらず」と呼ばれ、古くからその薬としての効能は知られています。やけどや傷口に塗ったり、食べて健胃作用や便秘改善、美肌効果を期待することもできると言われています。アロエ・ベラも食べることで、美肌効果や整腸を促したりします。

アロエは「直接食べる」、「肌に塗る」と2通りの利用方法がありますが、成分が粘膜に浸透しやすいため、食べても塗っても効果が期待できるとのこと。

ただし、食べる量には注意が必要とも言われています。成人の場合、1日に摂取してもよいとされている量は、キダチアロエで15グラムです。それ以上の摂取は、逆に健康被害が出るともいわれています。

また、抜け毛、白髪の改善に効果が期待できるという話もあります。抜け毛の原因は頭皮の炎症なので、アロエの殺菌効果が有効と言われてます。白髪は頭皮のメラニン色素の減少が原因とされ、アロエに含まれるアミノ酸が頭皮の新陳代謝を活発にすることで、同時にメラニン色素の合成を活発にしてくれると言われています。

手作りスキンケアにも

私のお勧めは、アロエで作る「スキンケア液」。作り方は次の通りです。
①キダチアロエやアロエ・ベラの葉の中のゼリー状の繊維をミキサーにかけます。
②キッチンぺーパーなどで①をこして完成。ペットボトルなどの容器に入れて冷蔵庫で保存を。2週間ほど利用が可能。日焼けした後やお風呂上りに体に塗ると肌がなめらかになりますよ。

もう一つ、アロエは観賞価値がある点も大きな魅力です。

その観賞価値とは花です。沖縄では1月2月に開花するため、冬の花とされます。アロエの花はとてもダイナミックかつ繊細な色で、私たちの目を楽しませてくれます。メジロなどの鳥類においしい蜜を分け与えているのも、アロエの花なのです。

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一番人気はキダチアロエ

キダチアロエの種。アロエは種によって繁殖が可能
キダチアロエの種。アロエは種によって繁殖が可能

キダチアロエの花。きれいに開花している状態
キダチアロエの花。きれいに開花している状態

「シャンプーアロエ」の花。シャンプーアロエは名のごとくシャンプーの代用になる
「シャンプーアロエ」の花。シャンプーアロエは名のごとくシャンプーの代用になる

開花前の「キダチアロエ」の蕾(つぼみ)
開花前の「キダチアロエ」の蕾(つぼみ)

大型アロエの「エクスケルサ」。寒さに弱いため、県外では温室でしか見られない
大型アロエの「エクスケルサ」。寒さに弱いため、県外では温室でしか見られない

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東南植物楽園のガイドマスター:飯村俊宏氏
東南植物楽園のガイドマスター:飯村俊宏氏

執筆
飯村俊宏(東南植物楽園ガイドマスター)

東南植物楽園
電話:098-939-2555
http://www.southeast-botanical.jp/


<沖縄の花木めぐり>
沖縄タイムスの副読紙/毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞「第1579号2016年4月8日紙面から掲載」

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