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人と建築と日常をつなげたワクワクするものづくり【廃材ひと工夫 個性豊かに!】

ヒト モノ コトつなぐ(5)

廃材ひと工夫 個性豊かに!

文・写真 岡戸大和

ワクワクするものづくり、暮らしに身近な空間づくりのアイデアを建築活動家の岡戸大和さんに提案してもらう。今回は廃材を使ったものづくりについて。岡戸さんは「廃材利用にはワクワク感がある」と話す。

肩肘張らず楽しむ

今年も非常勤講師を務める専門学校の授業がスタートした。授業内容は「リノベーション演習」。はじめの授業で実施するのは「小屋」づくりである。「小屋」の材料はビス1本まですべて廃材だ。
建築の仕事では、設計図に合わせて材を加工していく。だが廃材を活用するときは逆だ。目の前にある材の形や風合いを残し、最小限の加工で生かす方法を考える。その廃材がどこでどう使われていたかも考えながら、新たな命へつないでいくことにもワクワクがある。
「廃材」は工夫次第で「資材」に変えることができるわけだ。試行錯誤して工夫を凝らすからこそ思いがけないものが出来上がることがある。デザインの訓練としても廃材活用は最適である。前述の授業でも、ものづくりのよろこびを体験できる、建築への興味がさらに広がる、そして何より肩肘張ることなく楽しんでもらえればと願っているところだ。
仕事の中でも廃材活用を実践し、「沖縄で廃材活用のブームをつくりたい」と活動している。ごみが減らせ、創造性が沖縄の資源にもなると考える。


廃材活用事例

製材する際に発生する端材。その端材を組み合わせた「目隠し垣根」。風合いがある
製材する際に発生する端材。その端材を組み合わせた「目隠し垣根」。風合いがある
廃材で木フレームをつくり鏡を接着。小物も置けて雰囲気のよい洗面キャビネットになった
廃材で木フレームをつくり鏡を接着。小物も置けて雰囲気のよい洗面キャビネットになった
照明器具の一部で、直流安定化電源。分解して板を付けたらペン立てになった
照明器具の一部で、直流安定化電源。分解して板を付けたらペン立てになった

廃材を使った小屋作りの流れ

①廃材を組み合わせる。初めて工具を扱う生徒もいる。 ②モジュールを組み合わせながら、構造について実践的に学ぶ。 ③部材を固定させる。今回は解体現場の古建具を活用した=上写真。 ④レイアウトする。1時間で完成した=左写真。
①廃材を組み合わせる。初めて工具を扱う生徒もいる。
②モジュールを組み合わせながら、構造について実践的に学ぶ。
③部材を固定させる。今回は解体現場の古建具を活用した=上写真。
④レイアウトする。1時間で完成した=左写真。


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暮らしを楽しくするアイデア「お便り交流」

 身近な建物の活用についての岡戸さんへの質問、地域を生かすアイデアや意見などお寄せください! タイムス住宅新聞社編集部「ヒト モノ コトつなぐ」まで
<メールアドレス> jyuutaku@jpress.co.jp


ookadoyamato

岡戸大和(おかど・やまと)
建築活動家。1980年、横浜市生まれ。株式会社LAP取締役、IDA専門学校非常勤講師。街づくりから、設計、施工、大工、教育までマルチな活動を展開。廃材活用を実践する「星屑工務店」の活動やアートスペース「コザクロ」運営も

★ここで紹介した廃材活用事例以外にも、ブログで紹介中。
星屑工務店ブログ
http://hoshikuzukomuten.ti-da.net/


<ヒト モノ コト つなぐ>
沖縄タイムスの副読紙/毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞「第1582号2016年4月29日紙面から掲載」

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