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金城真知子の「沖縄で、暮らす・はぐくむ」<19>|コノイエプラス

金城真知子の沖縄で、暮らす・はぐくむ
実家にお泊まり

machiko2016051901

恩納村でリゾートウエディングの司会を終え、時刻は夜の11時。この日は、南城市の実家で3人の子どもたちを預かってもらっていたため、私もお泊まりさせてもらう事になっていた。

なんだか、すごく久しぶりである。
日付をまたいで実家に着くと、リビングのカーテンの隙間から小さなあかりが漏れていた。間違いなく母である。「遅くなるから、先に休んでてね~」って言ったのに・・・。心配させてしまったのが申し訳ないような、子ども扱いされているような、複雑な気持ちになるのも、久しぶり。。。

その晩は、寝支度をしながら1時間ばかり母と話をした。子どもたちの今日の様子に、最近のいろいろな事。。。話し込んでいても、子どもたちが寝ている部屋から物音がすると、2人とも一瞬で体が反応するのは、やっぱり母親同士だからだろうか。そんな事を考えながら、なんだか懐かしい畳の香りと共に、布団に入った。

翌朝一番に届いたのは「鳥(スーサー)の声」。
時計を見ると早朝5時過ぎだったので、もうひと眠り・・・と思いながらも、こちらも懐かしい声との再会にうれしくなってしまい、布団の中でゴロゴロしながら聞いていた。そのうち障子から差し込んでくる光で畳間は次第に明るさを増し、6時にはすっかり朝になっていた。

子どもたちが起き出す前にリビングに行くと、両親とも「ま~ち~! まだ寝てたらいいよ~! 昨日も遅かったんでしょ~」と気遣ってくれる。入れたてのコーヒーを「私にもちょうだい~」とねだり、今度は親子3人でゆったり話す。
そうそう、実家で暮らしていた時、コーヒーと共に始まる朝の時間が大好きだった。

そのうち子どもたちが起きてきた。目覚ましナシで早起きできたね! とほめてハグ。きっと私と同じように、明るさと鳥の声で自然と朝を感じたのだろう。休日にも関わらず、田舎の朝は体のリズムまで整えてくれる。本当にすてきである。

ちなみに・・・、私は南城市佐敷の出身で、さとうきび畑が広がるのどかな場所で育った。それも実家は国道から離れた山間のほうで、最寄りのバス停が1キロ先というかなり不便な場所。学生時代は、この田舎っぷりがイヤでしょうがなかった。

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実家の庭で遊ぶ子どもたち
実家の庭で遊ぶ子どもたち

ただ、子どもを育てるようになってからは、この実家の自然環境がありがたい。

朝ごはんの支度をしている間、庭に出る子どもたち。「マ~マ~も来て! 気持ちいいよ~」との声に私も庭に出ると、成長したホルトノキにひっかけて作られた父親特製のブランコとハンモックを、気持ち良さそうにこいでいる。

どうやら今の時期は、鳥にとっては「繁殖の時期」らしく、リビングの軒先に巣作りしたスーサーが、ちょうど子育て真っ最中。赤ちゃん鳥の声も元気に響いている。そして、朝ごはんの後に洗濯物を取り込むと、バッタの仲間「うまおい」がくっついてきた。子どもたちは、うれしそうに虫かごを捜し、葉っぱも入れて観察している。

絵本に出てきそうな田舎の風景が、現実に広がっている。なんとも言えないのんびりとした感じ。これが私にとって「心をゆるめる」という事なのかもしれない。時間に追われるように、なんとか乗り切ってきた毎日も忘れさせるほど、ゆるんだ朝の時間だった。

やっと今、心から両親とご先祖様に感謝して言える。
「実家が田舎でホント良かった…。ありがとう」

屋敷内に鎮座する「わが家の守り神さま」
屋敷内に鎮座する「わが家の守り神さま」

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この記事のライター

金城 真知子

フリーパーソナリティー

金城 真知子

1979年、南城市佐敷出身。
琉球大学法文学部を卒業後、RBCiラジオ、FM沖縄を中心にラジオパーソナリティーを務めるほか、ウエディングの司会も手掛ける。FM沖縄の番組「ちゅら玉・浪漫紀行」では、ライター兼ナレーターを担当。沖縄の黄金言葉(格言)や自然、習慣などを題材に800本以上のショートストーリーを作成した。印象評論家・重太みゆき氏の下で学び、2014年から認定トレーナーとして「M.snowⓇスマイルトレーニング」を毎月開催。2児の母。
 
ウェディング司会者:金城真知子 HP
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