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お役立ちコラム

本村ひろみの「おきなわ 暮らし散歩」<20>|コノイエプラス

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『スナップ写真』

今や私の携帯電話は、本来の電話という機能より
カメラとしての役割で存在している。

取材をしながら気に入った風景に出会うと
重い荷物を肩から下げながらも立ち止まり
カバンの奥底に隠れている携帯を探し出して、写真を撮る。
取材中の時は手にマイクと録音機を持っていたりして
かなり無理なポーズで。
被写体が路地から出てきた小走りの猫だったりすると
「早く撮らなきゃ」と気が焦るので
荷物も足元に放り出してかがみ込む。
立ち去ろうとしていた猫も気配に気付いて
振り向いてポーズをとったりしてくれて
なんだか感謝したりです。

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撮った写真はツイッターやインスタグラムに投稿。

県外のフォロワーの方は
「この場所は沖繩のどこですか?」
「国際通りの路地ですね」
「行ったことあります」と返してくれる。
「旅行で沖繩に行ったらラジオを聴きたいです」
とうれしい言葉も。

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ちょっとだけ写真観光マップ気分。

実家の古いタンスの引き出しには
無造作にたくさんの写真が入っている。
父が撮った1970年代から80年代の国際通りの写真。
母が営んでいた「ほんむら堂」
オールバックにスーツ姿のおしゃれな男性
パーマヘアに流行のファッションの
ハイカラな店員さん
貴金属の加工をする工場の職人さんの笑顔
街行く人々
通りのパレードを見る子どもたち
当時の何げない日常を写し取ったスナップ写真
モノクロの写真に写る人々の表情は
なんとも言えないくらい明るく
未来を夢見ている。

6月
雨なのか晴れなのかと空を眺める。
緑の香りたつ雨上がりの朝は
「きっとどこかで花が咲いている」と想像し
まぶしい朝は
地球に最接近した火星のロマンに酔う。

日記代わりの記憶のポートフォリオには
日常の記録をスナップにして短い文章でつづる。
その瞬間の色彩も匂いも光も影も封じ込めて。

「とりとめのない 気ままなものに
どうしてこんなに惹かれるのだろう」
(「紙ヒコーキ」by 荒井由実)

季節が巡り
何度も何度も繰り返されてきた瞬間が
また新しいページに記される。

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この記事のライター

本村 ひろみ

フリーパーソナリティー

本村 ひろみ

那覇市出身。清泉女子大学卒業。
ラジオやテレビのレポーターを経て、ラジオのパーソナリティ、式典や披露宴、イベントなどの司会として活躍中。現在、ラジオ沖縄「GO! GO! ダウンタウン国際通り発」「プラチナ世代の活き方革命」でパーソナリティーを務める。沖縄県立芸術大学大学の修士課程を修了。英国サリー芸術大学に留学し、ファッション・デザイン課マスターコースで学んだ経験を生かし、デザインやイベントのプロデュースにも携わる。
http://cats007.ti-da.net/

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