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捨てると幸せがやってくる!【いえを楽しむ絵本のトビラ】

いえを楽しむ絵本のトビラ<24>
文/仲宗根敦子(子育て絵本アドバイザー)

捨てると幸せがやってくる!
家と頭の中を整理整頓する

書き出して「見える化」する

毎日やる事がいっぱいで、頭の中がもんもんとして、やる事が進まないことってありませんか? 私も忙しい日が続くと「何から手を付けていいのか」焦ってしまい、イライラしたり、うまく判断ができなくなることがあります。

そういう時まず最初にするのは、紙に書き出して「見える化」することです。そして、優先順位をつけてみる。一つ一つを行動する。行動したら紙に書いたものを消す―。そうすると、頭の中にあったゴチャゴチャしたことが目に見えて整理され、やる事があっという間に片付いていきます。頭の中の思考は、こうして意識すれば目に見える外の世界に映し出すことができるのです。

家と思考はつながっている

実は、家の中には、無意識に自分の思考の状態が映し出されています。ちょっと耳が痛い話ですが、家の中のゴチャゴチャは、頭の中のゴチャゴチャが現実化されているのです。

「自分はイライラしたいのか?」「楽しい気持ちを感じたいのか?」。感情は自分自身で選ぶことができます。しかし、頭の中がいろいろな感情で混乱していると、自分がどんな気持ちでいたいのかさえ考えることに意識が向きません。そんな時は、「捨てる」を実践することをおすすめします。家の中の必要なもの、要らないものを仕分けするのです。家がスッキリすることは、頭の中のスッキリにつながります。

ゴチャゴチャしている家にきれいな花を飾っても、幸せな気分になれないどころか、花があることさえ気付いてもらえないかもしれません。きれいに整理整頓された家には幸せが舞い込み、さらに今ある幸せにも気付いていけるのです。

今回ご紹介する絵本は「ちいさいおうち」です。主人公は「ちいさいおうち」。ちいさいおうちは最初、のどかな光景が広がる自然の中に建てられました。月日が流れ、自動車が現れたのをきっかけに、おだやかだった周りの環境が一変します。開発がどんどん進み、豊かな自然はなくなり、やがて両隣には高層ビルまで建ってしまいます。そしてとうとう、家には誰もいなくなってしまいました。

ちいさいおうちは昔をなつかしみ、悲しい気持ちになりました。ところがある日、この家を建てた人の孫の孫の孫が偶然、ちいさいおうちを見つけて広い田舎に移してくれました。本来建っていたような自然がある場所に戻れたちいさいおうち。家に幸せが戻った様子に共感する、深い気付きのある絵本です。

「自分にとっての幸せってなんだろう」「本当に求めていることは何だろう」。家は自分に一番近い存在だからこそ、家の中や外の環境を良くすることが本来の自分や家族の幸せにつながっていくと思います。

・ ・ ・

絵本から「家や家族を見つめる」をテーマに連載させていただきましたが、今回で最終回。連載を通して私自身、家をもっと大切にしていきたいとの思いが深まりました。皆さまには、絵本を通して、今ある幸せに気付くことをお伝えできたなら幸いです。2年間のご愛読に感謝を込めて。

<おわり>

バージニア・リー・バートン/文・絵、石井桃子/訳、岩波書店、定価640円+税
バージニア・リー・バートン/文・絵、石井桃子/訳、岩波書店、定価640円+税

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子育て絵本アドバイザーの仲宗根敦子

執筆者
仲宗根敦子(なかそね・あつこ)
一般社団法人日本子育て協会子育て絵本アドバイザー®、エンパシーライティング・コーチ

▼BLOG
 http://ameblo.jp/kako3kako3kako3/
▼Facebook
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毎週金曜日発行・週刊タイムス住宅新聞「第1627号2017年3月10日紙面から掲載」

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